中浦和の神社③ 西堀氷川神社(上の宮)

さいたま市桜区にある西堀氷川神社に参拝

西堀氷川神社 御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)

中浦和駅のほど近くにある西堀氷川神社。

こちらの西堀氷川神社が鎮座されている地は、かつては田島村という村だったそうです。
田島村だったころには、
現在の西堀氷川神社を上の宮、
前回ご紹介させて頂いた田島氷川神社を下の宮と呼んでいたそうです。

(参照 田島氷川神社御由緒)

中浦和駅の他の神社のご紹介はこちらをクリックしてください。
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西堀氷川神社へのアクセス

〒338-0832 埼玉県さいたま市桜区西堀8丁目26−1

JR埼京線中浦和駅から徒歩13分程度

中浦和は閑静な住宅街。

いざ西堀氷川神社へ参拝

西堀氷川神社は想像していたよりも大きな神社でした。

こちらが大鳥居。立派です。

拝殿と参道と社務所と樹々。

境内は樹々が空を覆い隠している。

拝殿の左手には舞殿があります。

ところで、
こちらの西堀氷川神社は、本殿の造りの説明書きがある。
また、算額が奉納されていると説明もある。
もちろん由緒書きもある。

・・・。
写真を撮るのを忘れました。不覚。

本殿の造りや算額、御由緒に興味のある方はぜひ参拝してください。

西堀氷川神社 本殿の御祭神のご紹介

御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)

須佐之男命と櫛稲田姫命はご夫婦の神様です。

さいたま市に氷川神社はたくさんありますが、須佐之男命と櫛稲田姫命のご夫婦で祀られている氷川神Jは少ない気がします。
やはり須佐之男命と櫛稲田姫命は一緒に祀られているのがいちばんしっくりきますな。

須佐之男命に興味のある方はこちらをクリックしてください。

▶櫛稲田姫命に興味のある方はこちらをクリックしてください。

ちなみに櫛稲田姫命のお名前は、
武蔵一宮氷川神社だと稲田姫命(いなだひめのみこと)
武蔵一宮氷川女體神社だと奇稲田姫命(くし(い)なだひめのみこと)
となっていますが、同じ神様とされています。

個人的には櫛にお姿を変えられたというエピソードから、『くしなだひめのみこと』という呼び方が好きだったりします。

西堀氷川神社 摂末社のご紹介

こちらの西堀氷川神社は摂社と末社を分けて考えてもよさそうです。
確証はありませんが、週末ただたかでは個人の判断で摂社と末社に分けてご紹介させて頂きます。

摂社
参道の両脇にある四社

末社
本殿の左奥にある六社と七福神

西堀氷川神社 摂社のご紹介

八千矛神社(参道右手 本殿より)

御祭神
八千矛神(やちほこのかみ)

八千矛神。
聞きなれないお名前ですが、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名だそうです。
大国主命といえば出雲を治めた神様ですね。
そして 大国主命 = 大己貴命(おおなむちのみこと) とされています。

また大己貴命(=大国主命)といえば須佐之男命の御子神(6代か7代後の孫)ともされている神様です。

出雲といえば、大量の銅剣が発掘されたことでも有名ですね。
銅剣を銅矛と捉えるならば、出雲は大量の銅矛を所有していたことになります。
そしてその出雲を治めていたのは大己貴命(=大国主命)。

また、古代では『八』という字は『数多くの』といった意味合いだったそうです。
大量(八だけではなく、さらに千も)の銅剣(矛)を所有した神様。
ゆえに

大己貴命(=大国主命) = 八千矛神

なのでしょうか。

ちなみに社には大黒天がいらっしゃいます。
大国主命の本地仏が大黒天とされているからでしょうね。
(大国が『だいこく』と読めるかららしい・・・)

大己貴命について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

神明神社(参道右手 大鳥居より)

御祭神
天照皇大神(あまてらすすめおみかみ)

石板には天照皇大神とあります。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の別表記。
そして天照大御神といえば須佐之男命のお姉さん

社ではなく石板となっている。
理由は不明。
鷲宮神社の諏訪神社もこのような形です。

丸山稲荷神社(参道左手 本殿より)

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

お名前のとおり稲作の神様。
そして須佐之男命の御子神でもある。
(須佐之男命と神大市比売(かむおおいちひめ)の御子神)

三峰神社(参道左手 大鳥居より)

御祭神
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉册尊(いざなみのみこと)

伊弉諾尊と伊弉册尊といえば、初めての夫婦神であり、国生み神話が有名。
そして須佐之男命のご両親である。

ちなみに三峰神社といえば奥秩父の三峰神社が有名。
奥秩父の三峰神社もそうですが、三峰神社は狛犬と獅子ではなく、犬の象(狛犬じゃない)だったりします。

西堀氷川神社 摂末社の考察

さて、
ご覧頂いたように、四社とも須佐之男命に関係の深い神様を祀っている。

そもそも摂社は本殿に祀られている神様に関係の深い神様が祀られています。
ですので、こちらの四社は摂社と考えられます。

また、それぞれの摂末社の配置も興味深いものがあります。

御子神である大己貴命と倉稲魂命が本殿に近く、
お姉さんである天照大御神とご両親である伊弉諾尊と伊弉册尊が大鳥居(入り口)よりに祀られています。

この並びは、
須佐之男命にとってより関わりの深いのはどの神様か。

また、
埼玉にとってより関わりの深いのはどの神様か。

といったことを表しているようにも思えます。
もっとも、なんの確証もない個人的な意見ですけどね。

ちょっと長くなってしまったので、西堀氷川神社の末社のご紹介は次回です。

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