今回の目次
妻科神社に続いて、善光寺七社が一つ、加茂神社に参拝
御祭神
玉依姫(比売)命(たまよりひめのみこと)
こちらの加茂神社の由緒書きには玉依比売命と表記がありますが、週末ただたかでは今回は玉依姫命と表記させて頂きたいと思います。
そのほうがわかりやすいですから。
前回ご紹介させて頂いた妻科神社から徒歩10分ほどのところに鎮座されている、加茂神社にも参拝させて頂きました。
こちらの加茂神社もまた、善光寺七社の一つとされています。
長野に鎮座されている加茂神社と御祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)について、今回はご紹介させて頂きたいと思います。
善光寺七社が一つ、加茂神社へのアクセス
前回ご紹介させて頂いた妻科神社から徒歩10分ほど
妻科神社から加茂神社までは住宅地。
上手く説明できないのですが、なんだか不思議な感じがしました。
(スピリチュアル的なものではないですよ)
いざ、善光寺七社が一つ、加茂神社に参拝
こちらが善光寺七社が一つ、加茂神社の入り口です。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、手前にちゃんと橋があります。
本来神社の入り口には『橋』が架けられているそうですから。
『橋』が現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の境界、とされているのだそうです。
その橋を越えた先に鳥居があります。
木製の鳥居ではないようです。
また、写真だとわかりづらいかもですが、鳥居の奥に参道を挟むように二本の巨木がそびえています。
二本の巨木が拝殿の手前にあるのです。
斜めからだとこのような感じです。
やはりこちらの加茂神社も、長野の神社だと思わされます。
こちらが境内の様子。
それほど広くはありませんが、たいへんきれいにされています。
たしか境内の隅に遊具もあったと思うのですが、写真を撮るのを失念してしまいました。
こちらが本殿(拝殿)です。
茅葺きの屋根です。
重厚感があります。
こちらが拝殿の彫刻。
妻科出身の山嵜儀作さんの作品とのこと。
また、拝殿の手前に気になるものが・・・。
このようなものが他の神社にもあったのですが、これって柱を立てていた痕跡なんですかね?
現時点ではこれらの正体は不明です。
拝殿の右手から本殿横に進むと、石板が建てられています。
養●大神とあります。
●の部分は、いちばん上が『邪』のような文字、真ん中に『日』、下に虫虫とあります。
なんと読むのでしょうか・・・。
残念ながら現時点では解読できていません。無念。
また、こちらの写真の左奥にある石板には道祖神と彫られています。
道祖神といえば、猿田彦命(さるたひこのみこと)が道案内を務められた神様であることから、猿田彦命=道祖神という考えもあるようです。
しかし本来はその土地の神様であると考えるほうが自然な感じがします。
そうなるとこちらの道祖神もまた、ミシャグチ神と関係があると考えるのは、私の思考が一方向に偏ってしまっているからでしょうか。
ちなみにこちらの加茂神社には、ご紹介させて頂いた石板以外に境内に摂末社はありませんでした。
善光寺七社が一つ、加茂神社の御由緒
こちらの加茂神社ですが、どうして長野の地に加茂神社があるのか気になっていました。
加茂神社というお名前で御祭神が玉依姫命であれば、思い浮かべるのは京都の加茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ = 上加茂神社)と下鴨神社です。
そうだとすると、あまり長野と縁があるように思えないのですが・・・。
その答えの一端が由緒書きに記されています。
こちらの加茂神社の縁起は二つ考えられるようです。
(私には由緒書きが明確に理解できていないので、正しくない可能性あり)
①
善光寺如来当地に遷座の折り、如来の輿を担ぎし者この地に移住し土地を開墾し、加茂神を奉斎す。
(私はちょっと理解できていない部分もある)
②
天安二年(858年)大本願寺第三三世宝林上人が京都より赴任の際、守護神である加茂御祖神社(かもみおやじんじゃ = 下鴨神社)の御分霊を当地に祀った。
個人的には②の説のほうがわかりやすいです。
②の説だと、やはり京都の下鴨神社の御分霊として長野の地に玉依姫命が来られたということですから。
また、
こちらの加茂神社の興味深い点として、
善光寺七社である加茂神社は大本願と深き縁故がある為、大本願上人が秋季例祭に参拝される。仏教者が神社の祭日に拝礼することは全国的にも非常に珍しい例である。
とあります。
善光寺七社が一つ、加茂神社の本殿(拝殿)のご紹介
御祭神
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
御祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)という神様について、実は現時点ではあまり詳しくありません。
それというのも、玉依姫命と活玉依姫命(いくたまよりひめのみこと)を混同しがちなのです。
活玉依姫命は奈良の大神神社の御祭神である大物主神(おおものぬしのかみ)の奥様とされている神様です。
玉依姫命と活玉依姫命。
ほぼ、同じお名前なのです。
ですので、『玉依姫』というお名前が、一柱の神様を指すお名前なのかが、個人的にわからないのです。
さて、
個人的な混乱は置いておくとして、
玉依姫命という神様は京都の下鴨神社の御祭神です。
また玉依姫命は、加茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ = 上加茂神社)の御祭神である加茂別雷大神のお母さんとされる神様でもあります。
京都にある下鴨神社の御祭神である玉依姫命が長野にある加茂神社に祀られている理由は、上の御由緒のところでご紹介させて頂いたとおりです。
なぜ長野に加茂神社があるのか。
参拝時は疑問が生じましたが、あらためて由緒書きを読み直し、背景を少し調べてみるとだいたい納得できました。
そして加茂神社について調べたことで、あることにも注目することができました。
加茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ = 上加茂神社)の御祭神である加茂別雷大神。
加茂別雷大神のお名前にある『別(わけ)』という字には、御子神という意味があるのでしょうか・・・。
実はこちらの『別』という字が、この後ご紹介させて頂く神社を理解する上で重要になってくるのです。(個人的に)
東京から善光寺七社が一つ、妻科神社に行くには
北陸新幹線だと近い気がする
北陸新幹線かがやき 1時間30分ほど 運賃片道8,200円ぐらい
北陸新幹線はくたか 1時間40分ほど 運賃片道7,680円ぐらい
高速バスだと安い!
時間帯や曜日にもよりますが、かなり安い!
高速バス
昼行便 1,200円~(池袋8:00発~長野駅12:04着)
北陸新幹線だとすぐだけど、ちょっとお高い。でも時間の節約になる。
高速バスだと時間はちょっとかかるけど、安い!
時間に余裕のある方は高速バスがおすすめです。
善光寺七社参拝の宿泊先
長野第一ホテルに宿泊しました。
展望風呂や無料朝食のそばが嬉しいホテル。