今回の目次
富士信仰が息づく駒込富士神社に参拝
御祭神
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
JR駒込駅から徒歩10分ほどのところに、こちらの富士神社はあります。
山手線の駅から徒歩10分とは思えないほど境内は広く、社殿は小高い山の上に鎮座しています。
富士信仰によく見られる形です。
そのような富士神社ですが、境内は不思議な感じがします。
なんと表現すればいいのか・・・。
まさに江戸の神社、といった感じでしょうか。
今回は山手線の内側にある富士神社のご紹介です。
駒込にある富士神社へのアクセス
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目7−20
JR駒込駅から徒歩10分ほど
広い道路から路地に入るとまさかの住宅地が広がっているぞ!
いざ、駒込にある富士神社に参拝
こちらが富士神社の鳥居です。
山手線の内側にあるとは思えないほど大きな鳥居です。
こちらが境内です。
広々としています。
巨大な御神木もあり、ここが山手線の内側だとは思えません。
参道を進むと本殿へ続く階段があります。
階段の周りにたくさんの石碑があります。
自由な神社です。
これぞ江戸、といった感じがします。
急な階段を上ると、
本殿(拝殿)があります。
簡素な社殿ですが、どこか厳かな雰囲気があります。
本殿(拝殿)の右手に進むと、いくつかの摂末社があります。
摂末社の御由緒はよくわかりませんが、ここにもまた江戸の雰囲気を感じます。
また、境内にはもう一つ摂末社があります。
本殿へ続く階段の手前にこちらの摂末社があります。
真っ赤な社殿はおいなりさんでしょうか?
駒込にある富士神社の御由緒
本郷村の名主が天正元年(1573)、現在の東京大学の地に駿河の富士浅間社を勧請したことにはじまる。
寛永5年(1628)加賀前田家が上屋敷をその地に賜るにあたり、浅間社を現在地に移した。
拝殿は富士山に見立てた山の上にあり、江戸期の富士信仰の拠点の一つとなった。
6月末から7月はじめの山開きには夜店が出てにぎわいを見せる。
(文京区ホームページより引用)
駒込にある富士神社の御祭神のご紹介
御祭神
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
御祭神の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、お名前からしてたいへん美しい神様と想像できます。
そして美しい木花咲耶姫命ですから、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫であり、天孫降臨された瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に見初められます。
木花咲耶姫命は瓊瓊杵尊と結婚し、そしてその子孫が初代天皇・神武天皇となったのだそうです。
木花咲耶姫命。
天津神と国津神を結びつけた神様といえるのではないでしょうか。
また、
木花咲耶姫命は出産のエピソードから、火に関係のある神様とされています。
そして、
おそらくそのことから富士山に祀られるようになったのだと思われます。
火のなかで無事出産した木花咲耶姫命。
そして富士山は火山。
おそろしい火山である富士山を木花咲耶姫命に鎮めてもらおう。
そのような願いをこめて、木花咲耶姫命は富士山に祀られるようになったのでしょう。
木花咲耶姫命に興味のある方はこちらもご覧ください。