今回の目次
氷川三社の一つ、武蔵一宮氷川神社に参拝
神社投稿の初回です。
初投稿が高尾山の登山だったので
「これは登山ブームに便乗した登山ブログか」
と思われているかもしれませんが、
これからは神社の参拝の様子と個人的な考察が主流となっていきます(たぶん)。
また素人考えですので、その道の玄人の方がご覧になった場合はそっとブラウザを閉じてください。
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さいたまの誇る武蔵一宮氷川神社に参拝してきました
御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
大宮の氷川神社といえば、
須佐之男命(スサノオノミコト)をお祀りし、
2400年以上の歴史を持つとされ、
全国280数社の氷川神社の総本社です。
何度も参拝したことがある方も、まだ参拝したことがない方も、氷川神社のことを知っていただければと思います。
武蔵一宮氷川神社へのアクセス
JR大宮駅東口から徒歩圏内
大宮駅の東口は雑然としていて歩くだけでもおもしろいです。
もちろん写真はないので、氷川神社に参拝される方はぜひ立ち寄ってみてください。
氷川神社三の鳥居まで徒歩20分程度
氷川神社一の鳥居まで徒歩18分程度 or さいたま新都心駅から徒歩7分程度
但しそこから参道を2km歩く
地名の超個人的考察
〒330−0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目407
武蔵一宮氷川神社はさいたま市大宮区高鼻町にある。
高鼻町とは小高い丘陵であるといった話をどこかで見聞きした覚えがあるが、
個人的には『鼻』という文字に注目したい。
というのも、
須佐之男命は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊を行った際、顔を洗ったときに『鼻』からお生まれになった神様である。
その須佐之男命が祀られている武蔵一宮氷川神社。
高鼻という地にあることは偶然でしょうか?
一の鳥居から
小心者なので神社の写真を撮る前にまずはご挨拶をしてから、ということで撮影は氷川神社の本殿(拝殿)から撮影しています。
ですがせっかく見て頂いた方には一の鳥居から参拝しているかのような気分を味わって頂きたいと思い、一の鳥居から掲載していきます。
一の鳥居は大宮駅よりさいたま新都心駅からの方が近いです。
一の鳥居。
地面はアスファルトで、車も通れます。
参道は約2km。
これほど長い参道は全国でも稀なのではないでしょうか。
参道に興味のある方はこちらをどうぞ。
この辺りは道路の脇に飲食店が並んでいます。
おしゃれにお茶を飲めるおしゃれな人にはおすすめです。私は自販機の缶コーヒーでも飲んでますのでお気になさらず。
車の往来もわりとあります。
しばらく歩くと並木道に変わります。
てくてくてく。
二の鳥居です。
たまたまあった作業車と見比べると、その大きさは歴然です。
氷川神社ホームページのQAによると高さ13m幅17m30cm。
また元は明治神宮の大鳥居の鳥居だそうです。勉強になる。
てくてくてくてく。
ようやく三の鳥居に到着。
この参道の長さ、初心者ブロガー泣かせです。
一礼をして三の鳥居をくぐると、
広い。
そしてきれいです。
これが武蔵一宮氷川神社です。
三の鳥居をくぐってすぐ左手に境内案内図があります。
氷川神社ホームページの方が見やすいですので、詳しく見たい方はどうぞ。とてもわかりやすいですよ。
本殿に向かいます。
その手前にあるのが神池にかかる朱塗りの欄干の橋です。
奥に見えるのが楼門です。
端を通って渡ります。
なぜなら参道の真ん中は神様の通り道ですから。
橋を渡ると見えてきました、
楼門です。美しく荘厳です。
しかしこの楼門は後から建てられたのでしょうか?
楼門の左手にある手水舎で手と口を清め、
(氷川神社ホームページのトップページにもある紅葉)
楼門をくぐります。
何度来ても圧倒されます。
本殿(拝殿)の手前に広がる整然とした空間。
点在する大樹。
澄んだ空気。
ほとんど何も伝えられない語彙力とカメラワークに涙が出そうです。
ですので参拝されたことのない方は、ぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか?
武蔵一宮氷川神社
御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
荘厳とでも言うのでしょうか。
華美な装飾はないのですが、美しさを感じさせます。
一目で祀られている神様への畏敬の念が見て取れます。
なにせ祀られているのはあの須佐之男命ですから。
ちなみに、
稲田姫命は須佐之男命の奥さん。
大己貴命は須佐之男命の子、もしくは6代(7代?)の孫。
(個人的には子だと考えている)
須佐之男命と氷川神社の関係性について
須佐之男命の表記はたくさんありますが、
大宮の氷川神社が須佐之男命と表記していますのでこちらに統一します。
さて、その須佐之男命がなぜ氷川神社に祀られているのか?
それはおそらく、須佐之男命が稲作に関係の深い神様だからではないでしょうか。
こちらにも稲作を司る神様として須佐之男命が祀られたとあります。
須佐之男命のご利益は『五穀豊穣』『厄除け開運』『縁結び』などがあります。
それらのなかで稲作に関係が深そうなのは・・・『五穀豊穣』です。
が、この『五穀豊穣』はどちらかというとオオゲツヒメの話からきていると思われますので、稲作を司るといった点ではちょっと違うかと。
(オオゲツヒメの話はこちらから)
また須佐之男命の神格は『農業の神』『穀物の神』とあります。
こちらのほうが稲作を司る、というのに近いと思われます。
それでは、
なぜ須佐之男命が農業や穀物の神様なのでしょうか?
おそらく須佐之男命のイメージといえば、
高天原で暴れまくった神様
もしくは
八岐大蛇を退治した神様
として有名なのではないかと。
そしてその八岐大蛇を退治した伝承こそが、
須佐之男命が農業や穀物の神様、
ひいては稲作を司る神様であることにつながるのです!
ここで八岐大蛇の伝承をよく知らない方はこちらをどうぞ。
八岐大蛇。
実在したら怖いっすよね。
だって頭がたくさんある大蛇っすよ。
そんなのと遭遇するなんてマジごめんっす。
現実的に考えて、山のように大きな八首の大蛇がいるとは考えにくい・・・。
人々はそのことに気がついたようです。
ですのでこの八岐大蛇とは、一説では河川の氾濫であると考えられています。
そう考えると、
八岐大蛇を退治 = 治水工事
という図式が考えられます。
どうやら須佐之男命は治水技術が優れた神様だったようです。
また須佐之男命が八岐大蛇の尻尾を斬ったところで、須佐之男命の剣は折れてしまいました。不思議に思って調べると、そこから立派な剣が出てきたとあります。
ちなみにこの剣こそが草薙剣(くさなぎのつるぎ)です。
三種の神器の一つです。
さて、話は戻って
なぜ大蛇の尻尾から剣が?
展開いきなりすぎだろ?
と思われるかもしれませんが、
これは河川から鉄(砂鉄)が取れたことを示しているとされています。
また須佐之男命の剣が折れた描写は、大蛇の尻尾から出てきた剣が須佐之男命の使っていた剣よりも頑丈であることを示しているとされています。
ここから、
優れた製鉄技術があったことが想像できます。
それこそ草薙剣を作ることができるほどの。
さて、
治水技術と製鉄技術。
この2つの技術があればあることが飛躍的に発展します。
そう、
稲作です。
治水により水害から田んぼを守り、安定して水を供給できる。
鉄を使用した農具により、より多くの土地を耕すことができ、また収穫の効率も上がったことでしょう。
だからこそ、
優れた治水と製鉄の技術を持っていたと思われる須佐之男命は、農業・穀物の神様なのです。
ゆえに須佐之男命は稲作を祈願した氷川神社にお祀りされているのでしょう。
さいたま市にある神社は稲作に関係の深い神社が他にもいくつかあります。
順次ご紹介させて頂きます。
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