氷川三社をめぐる一日① 氷川女體神社

氷川三社に参拝してきました

氷川三社といえば、

大宮(高鼻)の氷川神社、中川の中山神社、三室の氷川女體神社を指します。
氷川神社のホームページのQAでは由緒は別の神社とのこと。
どのように想像するかは自由ですので、週末ただたかでは氷川三社とさせて頂きます。

武蔵一宮氷川神社は以前掲載したので、今回は氷川女體神社と中山神社に主に焦点をあてていきたいと思います。

氷川三社に興味のある方はこちらをクリックしてください。
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氷川三社参拝のルート

氷川女體神社 → 國昌寺 → 鷲神社 → 見沼自然公園 → 熊野神社

→ 山邑神社 → 中山神社 →氷川神社

※各神社公共交通機関でのアクセスが不便なため自転車で参拝

氷川女體神社へのアクセス

公共交通機関でのアクセスはバスでいけなくもない。

できれば車がおすすめ。

武蔵國一宮氷川女體(にょたい)神社

御祭神
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
三穂津姫命(みほつひめのみこと)

奇稲田姫命

武蔵一宮氷川神社に祀られている須佐之男命の奥さん。
武蔵一宮氷川神社では稲田姫命の表記だが、同じ神様。
なぜ表記が違うのか意を決して氷川神社の宮司さんに尋ねてみるも、
「うち(氷川神社)では稲田姫命と表記しています」
といった答えになっていない答えが返って来て以来、私は人にものを尋ねるのがトラウマになった。

大己貴命

須佐之男命と奇稲田姫の子ども(もしくは6代か7代先の孫)。

三穂津姫命

高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の娘であり、大己貴命(大国主命)の奥さん。

以上の三柱の神様が祀られています。
ですが主に祀られているのは奇稲田姫命と考えて問題ないかと。
(理由は氷川三社の一つ、中山神社で説明します)

さて。
ここで疑問が一つ。

なぜ奇稲田姫の子どもである大己貴命が祀られているのに、夫である須佐之男命が祀られていないのか?

残念ながら現時点では答えを持ち合わせていません。
気になります。

また境内には

氷川三社のことや、女神を祀る神社であることが記載されている。

氷川女體神社も一宮

一宮というと、大宮にある氷川神社みたいに規模の大きな神社を想像してしまいます。
ですが、ここ氷川女體神社も一宮なのです。

鳥居にも『武蔵國一宮』とある。

境内は大宮の氷川神社と比べるとこじんまりとしています。
ですが十分に広さもあり、なによりも美しい。

境内には東屋もあり、ゆっくりすることもできます。

見上げれば木々が空を覆い隠しています。

この神社にくると、いつも気持ちが安らぎます。

氷川女體神社の社叢(しゃそう)はさいたま市の保存緑地に指定されているとのこと。

さいたま市、いい仕事してます。

氷川女體神社の摂末社

氷川女體神社も摂社と末社の区別がつかないので、摂末社と表記します。

・竜神社

御祭神
竜神

その名の通り竜神を祀る神社。
竜神はおそらく見沼を指すと思われる。
理由については次回。

・稲荷社

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

稲荷社とあったので、倉稲魂命と思われる。

・不明な摂末社

表記がないのでどのような神様が祀られているか不明。

竜神社以外の摂末社は樹々の下に点在していて、参拝すると森の中を歩いているような気分になる。

一宮ならではの崇敬の篤さ

現在の氷川女體神社はけしてアクセスがよいとは言えません。
それは過去を遡っても同じなのかもしれません。

ですが、現在でも年明けは参拝に長蛇の列が出来ますし、
過去には多くの人々が参拝に訪れたそうです。

境内には往時の道しるべが残されています。
また安政二年(1855年)には参拝の便を考えて、氷川女體神社の北西約400メートルのところに石の鳥居を設置したとあります。

その鳥居がこちらです。
住宅街にあります。生活道路にいきなり鳥居があるのです。

この鳥居からも、氷川女體神社がいかに人々の崇敬を集めていたかが分かります。

さて、その氷川女体神社ですが、いろいろと考えさせてくれる神社でもあります。

それは摂社を見ていくと明らかになるのですが、長くなってしまうので次回に持ち越しです。

次回は氷川女體神社と見沼の竜神伝説の関係に迫ります。

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