関東最古の神社 鷲宮神社④ 花崎鷲宮神社

花崎鷲宮神社にも参拝してきました

御祭神
天穂日命(アメノホヒノミコト)
武夷鳥命(タケヒナトリノミコト)
素戔嗚尊(スサノオノミコト)

こちらの花崎鷲宮神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)ではなく、須佐之男命(=素戔嗚尊)なのですね。

なぜ?
もしや大己貴命ではなく須佐之男命が祀られていることに大きな謎があるのでは?

と思ったのですが、花崎鷲宮神社のホームページに答えがありました。

花崎の鷲宮神社は、花崎総鎮守の氏神様(土地を守り住民の御先祖にあたる神様)です。 『新編武蔵風土記稿』(文化文政期成立)には、花崎村の名前を見ることができます。当時の花崎は上組・下組に分かれており、上組には曹洞宗牛頭山法泉寺持ちの八坂社が祀られ、下組には真言宗花蔵院持ちの鷲明神社が祀られておりました。両社共創建は不明です。鷲明神社は、正徳四年(一七一四年)に宗源宣旨を受けています。

 明治期になると、神仏分離により花蔵院の管理を離れ、社号を今日の鷲宮神社と改めて、社格は村社に列せられました(終戦後から社格制度は廃止されています)。明治四十一年(一九〇八年)には上組の八坂社を本殿に合祀し現在の鷲宮神社となりました。
花崎鷲宮神社のホームページより抜粋)

八坂社を合祀したため、須佐之男命を一緒に祀るようになったみたいです。
八坂神社の御祭神は須佐之男命ですから。
京都の八坂神社が有名ですな。

鷲宮神社が須佐之男命を祀るのは分かります。
大己貴命と非常に関わりの深い神様ですので。

しかしなぜ八坂神社なのでしょう?
鷲宮神社も花崎鷲宮神社も、須佐之男命を祀ってあるのは八坂神社です。
(花崎鷲宮神社は八坂神社を合祀)

須佐之男命といえば氷川神社。
そして埼玉といえば氷川神社なのに。

これはおそらく、
鷲宮神社が武蔵の國の勢力圏ではなかったからではないでしょうか。

須佐之男命は祀りたいけれど、しかし氷川神社は武蔵野の國である・・・。
それならば八坂神社にしよう!
といった感じだったのでしょうか。

現時点ではこれ以上の推測は難しいので、また機会があればお伝えしたいと思います。

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花崎鷲宮神社へのアクセス

東武伊勢崎線 花崎駅から徒歩10分程度

いざ花崎鷲宮神社へ参拝

せっかく鷲宮まで来たので、他の鷲宮神社にも参拝してみようと思い、実行。

他の鷲宮神社を参拝することで何か閃くことがあるやもしれない、といった期待を抱きつつ、

いちばん近くにあった花崎鷲宮神社に参拝することにしました。

欲を言えばすべての鷲宮神社に参拝してみたかったのですが、それはムリというもの。
車があれば・・・。

花崎鷲宮神社

生活に溶けこんだ小さな神社でした。
掲載には遊具もあり、人々の生活の場となっているのでしょう。

鳥居は新しくてきれい。
氏子さんの崇敬が今でも篤いのでしょうか。

本殿もきれいにされている。
しっかりと管理されている方がいるようです。

境内には摂末社はない。

鷲宮神社や天穂日命に関する閃きを得られることを期待していたのですが、残念ながら閃きは降りてきませんでした。無念。

寄り道散歩in花崎

せっかく花崎まで来たので、

花崎城跡に足を伸ばしてみた。
といっても、歩いて2分程度。

せっかくなので写真を。
窪地になっているところはかつての城堀だろうか。

城跡にはどんぐりがたくさん落ちていた。
それ以外に特筆点がなかったことと、自分がリスでなかったことが残念。

花崎に住んでいれば貴重な憩いの場になるのでしょうけど。

電車で一駅移動して花崎鷲宮神社を参拝してみたが、閃きは得られなかった。
しかし花崎鷲宮神社もきれいに保たれていて、鷲宮に住む人々が鷲宮神社を大切にしていきていることが分かったことは収穫であった。

やはり鷲宮神社は地元の方々に愛されている、と思う。

また機会があれば他の鷲宮神社と、近隣の神社を参拝してみたい。

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