今回の目次
日本一の名松 善養寺の影向の松
善養寺(ぜんようじ)の影向(ようごう)の松と読むそうです。
影向とは、
『神仏が仮の姿をとって現れること』(コトバンクより引用)
といった意味のようです。
つまり影向の松とは、神様が地上に現れた姿と捉えてよいのでしょうか。
むむむ、たしかに神様と言われても納得できなくもない荘厳さである。
そのような素晴らしい影向の松と善養寺ですが、
googleマップで近くの神社を探していた際に偶然発見しました。
googleに感謝です。
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江戸川区小岩にある善養寺と影向の松へのアクセス
〒133-0052 東京都江戸川区東小岩2丁目24 善養寺
JR小岩駅から徒歩で20分程度
バスもあると思われますが、歩いていくのがおすすめ
いざ善養寺と影向の松へ参拝
こちらの善養寺ですが、室町時代に建立されたそうです。
境内は
このような感じ。
寺門が二つありまして、南側にあるのが
朱塗りの仁王門。
仁王門をくぐる前から松が美しい。
仁王門をくぐると、
ご覧のような影向の松が広がっている。(写真はもう一方の門側から撮影)
これ、おそらく一本の松なんですよね。
影向の松のご紹介
こちらの影向の松ですが、江戸川区のホームページによると
東西約31メートル、南北約28メートル、日本一の繁茂面積だそうです。
かつては四国の岡野松(香川県さぬき市、真覚寺)と互いに「日本一の名松なり」と競っていたそうで、双方とも日本一の松として引き分けたそうです。
残念ながら岡野松は枯死したため1994年に伐採されてしまったみたいです。
善養寺の影向の松はいまでも美しく茂っていました。
こちらが影向の松の幹部分です。
幹からあらゆる方向に枝を伸ばしています。
さながら顕現された仏様が四方に救いの手を差し伸べているかのように。
(影向は『神仏が仮の姿をとって現れること』という意味ですから)
かなり大きいです。
横綱山から撮影。
影向の松の下を通り抜けられるようになっています。
通り抜ける際は松に触れないようご注意を!
すてきな気分で影向の松の下をくぐり抜けると、善養寺のお堂に抜けられます。
善養寺の本堂と不動堂
こちらが本堂。
扁額に『金剛場』と書いてあると思われる。
本堂の中にはおびんずるさまがいらっしゃいます。
おびんずるさまについてはこちらが分かりやすく説明してくれています。
もっと詳しく知りたい方はコトバンクをどうぞ。
本堂の右手には
不動堂があります。
両脇に狛犬と獅子がいらっしゃいますので、おそらく神仏分離以前には神社の要素が強かったと思われます。
善養寺で四国八十八か所のお遍路ができる
仁王門をくぐった左手に、
四国八十八か所のお遍路ができるとあります。
こちらが四国のお遍路。
当時の人々は四国へお遍路に行きたくても易々といけるものではなかったのでしょう。
ですのでこうやって善養寺に四国お遍路を設けられたのでしょうか。
不動門と和傘の碑
境内の西側にもうひとつの門があります。
こちらの不動門です。
その不動門の脇に
傘の碑があります。
かつて小岩の地は和傘作りが盛んだったようです。
日本一の名松 影向の松
たいへん美しい松です。
大鷲神社もそうでしたが、小岩は松が美しい土地です。
ぜひ一度参拝されてみてはいかがでしょうか。
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