越谷香取神社に参拝

久伊豆神社の参拝後に越谷香取神社に参拝

御祭神
経津主大神(ふつぬしのおおかみ)

経津主大神(ふつぬしのおおかみ)

こちらの神様もまた、謎の多い神様です。
念願の久伊豆神社への参拝ができたところで、経津主大神を祀る越谷香取神社に参拝です。

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越谷香取神社へのアクセス

東武スカイツリーライン北越谷駅から徒歩5分ほど

久伊豆神社の一の鳥居からだと徒歩15分ほど

元荒川沿いを歩いてみても楽しい。

いざ、越谷香取神社に参拝

道路に面したところに一の鳥居があります。

鳥居をくぐると境内案内図が。

和む案内図。
越谷香取神社のホームページからもご覧になれます。

参道を進んでいくと左手に安産の石が。

どうもこちらの香取神社は安産祈願に力を入れているようです。
ホームページにもマタニティヨガやベビーマッサージ教室の告知があります。
自由な神社です。

安産の石の奥には遊具があります。

久伊豆神社のような厳粛な神社もすばらしいですが、境内に遊具があるような神社もまた、すばらしい。

こちらが本殿(拝殿)。

さすがは香取神宮の御祭神を祀る神社。美しい神社です。

本殿の右隣に八坂神社があります。

八坂神社の奥の方には稲荷大明神が佇んでいます。

稲荷神社を左手に進み、本殿の裏には榊があります。

榊を過ぎて本殿の左手あたりには御神木があります。

「木に触れて素敵な縁を願いましょう」とあります。

個人的には御神木に触れましょう、というのは好きではないです。
以前秩父の三峯神社に参拝させて頂いた際に同じような御神木を見たのですが、触れられたあたりがかなり痛んでいました。
こちらの御神木は目に見えて痛んでいたりはしなかったのですが、樹皮の間に硬貨が挟まっていました。
むむむ、痛々しい。

そんな御神木の脇にはテラスがあります。(なぜ?)
そのテラスから失礼ながら本殿を撮影させて頂きました。

こちらの彫刻は越谷市指定の有形文化財となっているそうです。

テラスでお茶をしつつ文化財の彫刻を眺める・・・。
そんなのもありかもしれません。

越谷香取神社の本殿(拝殿)のご紹介

御祭神
経津主大神(ふつぬしのおおかみ)

経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の別名が伊波比主命(いわいぬしのみこと)だそうです。

また合祀されている神様がたくさんいらっしゃいます。

・伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 伊邪那美命(いざなみのみこと)・・・この2柱の神様は、わが国最初の夫婦神、縁結び
・菅原道真公(すがわらみちざねこう)・・・学問の神様
・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・・・安産・子授けの神様
・譽田別命(ほんだわけのみこと)(応神天皇)・・・産業開発、工業、農業の神様
・火産巣日神(ほむすびのかみ)・・・火伏せ・火難除け等、火を管理する神様
・崇徳天皇(すとくてんのう)・・・勝負事の神様
・大山祇命(おおやまづみのみこと)・・・山の神、水の神、田の神様
・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)・・・交通安全・家内安全・無病息災の神様
・八心思兼命(やごころおもいかねのみこと)・・・知恵、思慮の神様
・河菜姫命(かわなひめのみこと) 大雷神(おおいかづちのかみ)・・・雨を司る神様
・高オカミ神(たかおかみのかみ)・・・雨を司る神様

越谷香取神社ホームページより引用)

創建は約600年ほど前の、室町時代は応永年間(1394~1427年)とのこと。
それほど古くない神社です。
しかし、その時代に、この場所に、香取神社を勧請する理由があったのかもしれません。

武蔵国で勢力の大きい神社といえば、もちろん氷川神社です。
さいたま市を中心に、埼玉から東京に至るまで現代でも氷川神社は広く分布しています。

また、元荒川沿いには久伊豆神社が広く分布しています。

その久伊豆神社が北上した先には、鷲宮神社と鷲神社が分布しています。

そして香取神社もまた、ある一定のラインまで現代の千葉県から埼玉まで分布しています。

ざっくりとですが、今回ご紹介させて頂く越谷香取神社が、香取神社の分布の境界線あたりかなと考えています。

氷川神社や久伊豆神社、そして鷲宮神社が広く分布する埼玉(武蔵国)。
主祭神は須佐之男命、大己貴命(おおなむちのみこと)、天穂日命(あめのほひのみこと)。
すべて出雲系の神様です。
(天穂日命は国譲りの際の高天原の使者とされているが、実際は出雲の神様であったという説がある。個人的には支持している)

それらの神社の境界に建立された香取神社。
御祭神の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は数少ない神宮を冠する、香取神宮の御祭神です。
もちろん、天津神の筆頭です。

果たして室町時代になって越谷に香取神社が建立されたのは、何者かの意図なのでしょうか?

今回の考察は誘導尋問がすぎますね。

香取神社の御祭神の経津主大神もまた、謎の多い神様です。
香取神宮に参拝できた暁には、あらためてご紹介させて頂きたいと思います。

越谷香取神社の摂末社のご紹介

八坂神社

御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)

須佐之男命は武蔵一宮氷川神社の御祭神。

八坂神社の場合は牛頭天皇(神仏習合で須佐之男命と同一神とされている)を祀っていたことからお寺の要素が強いとも考えられる。

しかし香取神社の隣に須佐之男命を祀る八坂神社があるのは、ちょっと興味を惹かれますね。

稲荷大明神

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

倉稲魂命は須佐之男命の御子神とされている神様。
お稲荷さん。

こちらの稲荷大明神は雰囲気がすばらしい!

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