さいたま市南西部の神社⑧ 東神社に参拝

八重垣神社の鎮座する東神社に参拝

御祭神
不明瞭

こちらの東神社はあずま神社とお読みするのでしょうか。
境内に由緒書きが見当たらず、読み方が分かりません。
google検索するとあずま神社とご紹介されているサイトもあり、また御祭神は宗像三女神と記載のあるサイトもあります。

週末ただたかでは確証がないため、不明瞭と記載させて頂きます。

さて、こちらの東神社も、ずっと参拝させて頂きたいと思っていました。
それというのも・・・

こちらの東神社の境内には八重垣神社があるのです!

御祭神はもちろん奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)。
須佐之男命の奥さんです。

さいたま市南西部の他の神社のご紹介はこちらをクリックしてください。




さいたま市の東神社へのアクセス

JR埼京線 南与野駅から徒歩30分ほど

こちらの東神社も住宅地のなかに鎮座されています。

いざ、東神社へ参拝

こちらが東神社の鳥居です。
左手に見えるのは社務所ですかね。

こちらが境内。

すっきりとしています。
ちょっと角度を変えると、

樹々が生い茂っているのがよく分かります。
本殿や摂末社はそれらの樹々の下に鎮座しています。

こちらが本殿(拝殿)です。

こちらの御祭神が宗像三女神であるとすれば、本殿には少し珍しいものがあります。
失礼ながら本殿を少し撮らせて頂きました。

分かりにくいかもしれませんが、本殿の手前にお狐様がいらっしゃいます。
ということは、こちらの本殿に祀られているのはお稲荷様(倉稲魂命)なのでしょうか?
残念ながら明確な解は持ち合わせていませんが、お稲荷様は稲の神様ですから、神田(じんで)に近いこちらで祀られていてもおかしくはありません。

そして!
本殿(拝殿)の右手に八重垣神社が鎮座されています。

八重垣といえば、

八雲やくも立つ 出雲いづも八重垣やへがき 妻籠つまごみに 八重垣作る その八重垣を

という日本初とされている和歌が有名です。
ちなみに詠んだのは須佐之男命とされています。

社も新しさを感じさせます。
近年になってから建てられたのでしょうか?

こちらの八重垣神社の裏手に古峯神社があります。

反対側の本殿(拝殿)の左手には稲荷神社があります。
お狐様ももちろんいらっしゃいます。

こちらの奥にあるのが不明な摂末社です。

そしていちばん奥にあるのが、御嶽神社です。

東神社の本殿のご紹介

御祭神
不明瞭

おそらく宗像三女神かと思われます。

宗像三女神といえば身形神社でもご紹介させて頂いた、

多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
狭依比賣命(さよりひめのみこと)(=市杵島姫命(いちきしまひめのみこと))
多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)

の女神です。
須佐之男命と天照大御神の誓約の際にお生まれになった神様で、天照大御神の御子神とされています。
また見方によっては須佐之男命の御子神ともいえる神様であり、いずれにしても須佐之男命と関わりの深い神様です。

東神社の摂末社のご紹介

八重垣神社

御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)

八重垣神社といえば島根県の宍戸湖の近くにある神社です。

私も一度は参拝させて頂きたいと強く思っている神社です。
その八重垣神社が、なんとさいたま市にもあったのです!
これはぜひとも参拝させて頂かなくては。

八重垣神社の御祭神は須佐之男命と奇稲田姫命の夫婦神です。
そして八重垣神社のお名前は、

八雲やくも立つ 出雲いづも八重垣やへがき 妻籠つまごみに 八重垣作る その八重垣を

こちらの和歌から来ているのだと考えられます。
そうなると、
須佐之男命が八岐大蛇を退治されて、奇稲田姫命と須賀の地に移り住んだ後に創建されたと考えられます。
転じて、須佐之男命と奇稲田姫命のお住まいであったのではないかとも考えられます。
須我神社(須賀宮)とは別のお住まいとして、です。

また、
こちらの八重垣神社の社はたいへんきれいです。
近年になって建て替えられたのか、それとも近年になって境内に建てられたのか。
いったいどちらなのでしょうか?

古峰神社

御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)

古峯神社はこちらをご参照ください

稲荷神社

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

お名前のとおり稲の神様です。
お稲荷さんですね。
そして須佐之男命の御子神でもあります。
ただし奇稲田姫命との御子神ではなく、神大市比売(かむおおいちひめ)との御子神とされています。

不明な摂末社

御祭神
不明

形状から見てお地蔵さまを祀っていたのでしょうか?
そうなると道祖神を祀っていた可能性も考えられますが、御祭神は不明です。

御嶽神社

御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)

御祭神の大己貴命(=大国主命)と少彦名命は、共に出雲系の神様といえます。
また、大己貴命は須佐之男命の御子神(もしくは6代か7代先の孫)とされている神様です。

八重垣神社に参拝したくても島根まではいけない・・・

という方には、
さいたま市にも八重垣神社がありますよ!

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