マレー復帰戦勝利ならず キリオスはマレーに初勝利
イギリスはロンドンで開催中のATP500の大会。
その大会でもっとも注目していた選手は、もちろんアンディ・マレーです。
ほぼ一年にわたる怪我による長期離脱。
年末のエキシビションに参加したものの、バウティスタ アグートとの対戦は試合にならなかったとか。
そこからまた休養に入り、ウィンブルドン目前でついに復帰!
その復帰戦の相手がニック・キリオスだというのなら、注目せずにいられません!
誰にとっても、怪我からの復帰戦の相手としては厳しすぎます。
マレーも復帰そうそう、とんでもない選手とぶつかることになりました。
正直、マレーの惨敗も覚悟していたのですが・・・
1stセットをマレーが奪取!
これはまさか、復帰戦でキリオスに勝ってしまうのではないかと思ったのですが・・・
そこは成長したキリオス。
1stセットを取られたからといって、負けはしません。
マレーとのフルセット熱戦を見事制しました。
これでキリオスはビッグ4全員に勝った数少ない選手になりました。
一方マレーは敗れたといはいえ、怪我からの復帰戦としては悪くなかったのではないでしょうか。
負けはしましたが、実力を示せた試合だと思います。
(怪我の影響か、マレーの動きはよくなかったみたいですけどね)
長年ビッグ4と呼ばれるも、フェデラー、ナダル、ジョコビッチに比べ一歩及ばずにいたマレー。
そのマレーがナンバー1をめぐってジョコビッチと熾烈な戦いを繰り広げたことは記憶に新しい。
マスターズファイナルの決勝で勝った方がナンバー1になるという劇的な舞台で、見事ジョコビッチを破りナンバー1になったマレー。
しかしその後、今までの無理がたたったのか、怪我による長期離脱。
当然、ナンバー1の座を明け渡すことになりました。
いまやランキングはまさかの100位台。
あのビッグ4のマレーが、です。
しかし!
一度はナンバー1になったからといって、それでマレーが本当に満足したとは思えません。
万全の復帰はまだ時間がかかるかもしれませんが、再びナンバー1になる日も来るのではないか?
マレーの本当の復活に期待です。