長野駅の神社⑦ 善光寺七福神の一つ、西宮神社に参拝

善光寺七福神の一つ、西宮神社に参拝

御祭神
八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)
蛭子神(ヒルコノカミ)

善光寺の近くに西宮神社があるのです。

西宮神社といえば、お名前のとおり兵庫県は西宮市にある西宮神社が有名かと。

そして西宮神社といえば、福男で有名な神社でもあります。
正式名称は『開門神事福男選び』というそうです。
ものすごい勢いで走る、あれです。

さて、
そのような西宮神社が、なぜか善光寺の近くに鎮座されているので参拝させて頂きました。

西宮神社といえば『えびす様』を祀る神社。
そして

えびす様=少彦名命(すくなひこなのみこと)=八重事代主神(事代主神)

という考えもあり、また、

八重事代主神は大国主命の御子神であり、建御名方神の兄弟神ともされている神様。

ゆえに、
建御名方神と関わりの深い長野の地に、兄弟神であられる八重事代主神も祀られているのでしょうか。

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善光寺近七福神の一つ、西宮神社へのアクセス

〒380-0855 長野県長野市長野岩石町257
長電長野線 権堂駅下車 徒歩10分ほど
長野駅から歩いてもいける!

いざ、善光寺近七福神の一つ、西宮神社に参拝

まずはお詫びを。
こちらの西宮神社の本殿(拝殿)の写真を撮らせて頂いていたのですが、写真を整理していた際に誤って消去してしましました。
申し訳ございません。
ですので、今回は本殿(拝殿)の写真はありません。不覚。

こちらが鳥居。

こちらの西宮神社ですが、境内はかなりこじんまりとしています。
ですが境内は整然としていて、しっかりと手入れされていることが一目でわかります。
また、神社の規模は小さいのですが、非常に近隣の方々から信仰が篤いことが公式ホームページなどからわかります。

また、えびす講祭も非常に賑わうようです。

初えびすの『お種銭貸し出し』が興味深いです。
初えびすの際に神様からお金をお借りして、一年間仕事に励んだ後、お借りしたお金を倍にしてお返しするというものだそうです。

お種銭貸し出しのような神事?があるのも、こちらの西宮神社が商売繁盛の御利益のある神社だからでしょう。
本殿の御祭神のえびす様(八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)・蛭子神(ヒルコノカミ))はもちろん商売繁盛の神様として信仰されていますし、境内にある摂末社の豊田稲荷社もまた、商売繁盛の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀っています。

こちらの豊田稲荷神社は起業稲荷社と呼ばれ、親しまれているそうです。

また、境内には金毘羅大権現(境内社)も鎮座されているとのことですが、私は見落としてしまったようです。
境内のどのあたりに鎮座されているのでしょうか。

善光寺七福神が一つ、西宮神社の本殿(拝殿)のご紹介

御祭神
八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)
蛭子神(ヒルコノカミ)

私のミスで本殿(拝殿)の写真はありません。
申し訳ございません。

八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)

事代主神と同じ神様と思われます。
お名前につく八重の意味は現時点では不明です。

大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子神とされる神様。
国譲りの際、大国主命が国譲りを承諾した後、事代主神もまた国譲りを承諾され、その後事代主神はお隠れになったという。
(ちなみに建御名方神は国譲りを承諾せず、建御雷神と争うも大敗し諏訪の地へ逃げ落ちたとされている)

また、
事代主神=少彦名命(すくなひこなのみこと)という考えがあります。

少彦名命=えびす様
とされていますので、

事代主神=えびす様
という考えかたになっているのだと思われます。

ゆえに八重事代主神がこちらの西宮神社に祀られているだと考えらえれます。
(ちなみに兵庫県の西宮神社には事代主神も少彦名命も祀られていない模様。やはり事代主神が建御名方神の兄弟神とされているから、長野の西宮神社には祀られているのだろう)

蛭子神(ヒルコノカミ)

こちらの蛭子神ですが、非常に謎のある神様といえます。
それというのも、出自を考えると商売繁盛の神様として祀られるには疑問が生じるからです。

蛭子神は伊耶那岐尊(いざなぎのみこと)と伊耶那美尊(いざなみのみこと)の御子神とされる神様。
しかし生まれながらに不完全(奇形であった?)だったため、葦の船でオノゴロ島の外に流されてしまった神様。

こちらのエピソードを知って、蛭子神を商売繁盛の神様と考える方がいるだろうか?

もし蛭子神を商売繁盛と結びつけるのであれば、漂着信仰からと推測できます。
漂着信仰に興味のある方はこちらをどうぞ

おそらく流されてきた蛭子神は、漂着先の人々が知らない知識や技術を持っていたのだと思われます。
そしてその知識や技術を用いて漂着先の人々に繁栄をもたらした。

繁栄をもたらしたことから、転じて商売繁盛の神様として信仰されるようになったのではないでしょうか。

蛭子神についてはまだまだ勉強不足は否めません。
今後理解が深まったときには、あらためてご紹介させて頂ければと思います。

善光寺七福神が一つ、西宮神社の摂末社のご紹介

豊田稲荷社

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

お稲荷様。
お名前のとおり本来は稲の神様。
人々が豊作を祈願してきたことから、時代が下るにつれ商売繁盛の神様となったと思われます。

実は須佐之男命の御子神ともされています。

金毘羅大権現

御祭神
不明瞭(おそらく大物主神(おおものぬしのかみ))

失礼ながら私はどちらに鎮座されているのかわかりませんでした。

善光寺七福神が一つ、西宮神社の考察

興味を惹かれるのが、兵庫の西宮神社と御祭神に相違があることです。

兵庫の西宮神社には事代主神も少彦名命も祀られていないのに、こちらの西宮神社には事代主神が祀られています。
これはやはり、こちらの西宮神社が長野の地にあるからでしょうか。

やはり長野の人々にとって建御名方神という神様はたいへん影響のある神様のようです。

これはますます諏訪大社に参拝させて頂きたくなってきました。

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東京から善光寺七福神が一つ、西宮神社に行くには

北陸新幹線だと近い気がする(東京駅~長野駅)

北陸新幹線かがやき 1時間30分ほど 運賃片道8,200円ぐらい

北陸新幹線はくたか 1時間40分ほど 運賃片道7,680円ぐらい

高速バスだと安い!

時間帯や曜日にもよりますが、かなり安い!
高速バス

昼行便 1,200円~(池袋8:00発~長野駅12:04着)

北陸新幹線だとすぐだけど、ちょっとお高い。でも時間の節約になる。
高速バスだと時間はちょっとかかるけど、安い!
時間に余裕のある方は高速バスがおすすめです。

善光寺七社参拝の宿泊先

長野第一ホテルに宿泊しました。

展望風呂や無料朝食のそばが嬉しいホテル。

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