山形駅の神社④ 歌懸稲荷神社に参拝

山形駅の神社④ 歌懸稲荷神社に参拝

主祭神
稲倉魂命(いなだまのみこと)

配祀神
大市姫命(おおいちひめのみこと)
大国主命(おおくにぬしのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
火産霊神(ほむすひのかみ)

最後にご紹介させて頂く山形駅の神社は、こちらの歌懸稲荷神社です。
歌懸稲荷神社はうたかけ稲荷神社とお読みします。

また御祭神の表記は歌懸稲荷神社のホームページと由緒書きのままです。

こちらの歌懸稲荷神社のお名前の由来は、

城主や城下の人々が短冊に歌を書いて奉納する風習があり、歌を詠まないものは渡らせない橋が付近にあったことからきているのだとか。

歌懸稲荷神社の御由緒に興味のある方は公式ホームページをご覧ください。
力の入ったホームページですよ!

山形駅の近くの他の神社に興味のある方はこちらをクリックしてください。




山形にある歌懸稲荷神社へのアクセス

〒990-0031 山形県山形市十日町1丁目1−26
JR山形駅から徒歩10分ほど

いざ、山形にある歌懸稲荷神社に参拝

こちらの歌懸稲荷神社はホームページに力を入れていたり、神社のアピールに力を入れているように思います。

こちらが鳥居です。

こちらの鳥居の奥の方にも鳥居があるのですが、写真を撮るのを失念していまいました。

大通りに面した鳥居をくぐると右手に由緒書きがあります。

山形城跡の説明書きもあります。

参道を進むと右手に、『商いの神 市神』とある石碑があります。

続いて

奥の石に『火防神』とある神域があります。

さらに参道の右手奥には地蔵尊と石碑があります。

参道の左手には本殿(拝殿)があります。

本殿(拝殿)の左手には御神木があります。

本殿(拝殿)の右手には末社の神明神社があります。
手前の社が神明神社です。
奥にあるのは神輿殿でしょうか。

そしてこちらの神明神社ですが、なんと面と向かって参拝することができません。

セコムが!!!

セコムがあるからこれ以上先には進めない!

ちなみに、
こちらの歌懸稲荷神社の本殿の裏の方向には(実際はぐるりと回らないといけない)、

山形城三の丸の土塁の一部が残されています。
お城好きにはたまりませんな。(たぶん)

歌懸稲荷神社の本殿のご紹介

主祭神
稲倉魂命(いなだまのみこと)

配祀神
大市姫命(おおいちひめのみこと)
大国主命(おおくにぬしのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
火産霊神(ほむすひのかみ)

主祭神の稲倉魂命(いなだまのみこと)は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と同じ神様と考えて問題ないと思われます。
お稲荷さんですね。

なぜ稲倉魂命(いなだまのみこと)といった表記であるのかは不明です。
なぜなのでしょうか?

さて、
配祀神ですが、こちらの本殿に祀られているのか、先ほどご紹介させて頂いた石碑に祀られているのかは不明です。

ですが、

こちらの大市姫命(おおいちひめのみこと)が祀られていると考えられます。

また、こちらには

火防(火伏)の神様として有名な火産霊神(ほむすひのかみ=かぐづちのかみ)が祀られていると考えられます。

大国主命(おおくにぬしのみこと)と猿田彦命(さるたひこのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)は、本殿に合祀されているのでしょうか?

歌懸稲荷神社の摂末社のご紹介

神明神社

御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)

天照大御神は須佐之男命のお姉さんとされる神様。
たいへん有名な神様です。

ですがこちらお歌懸稲荷神社では

セコムによって参拝を阻止されています。
これは何かしらの意図があるのでしょうか?
それともただの偶然ですかね?

歌懸稲荷神社の考察

さて、
こちらの歌懸稲荷神社の御祭神で気になる二柱の神様がいらっしゃいます。

それは主祭神の稲倉魂命(いなだまのみこと)と、配祀神の大市姫命(おおいちひめのみこと)です。

主祭神の稲倉魂命は倉稲魂命(うまのみたまのみこと)と同じ神様と考えられます。

では大市姫命は、神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)と同じ神様と考えてもよいのでしょうか。

こちらの石碑には

『商いの神 市神』とあります。
それはきっと、大市姫命が『大きな市』、つまり大きな商いを表していることから、商いの神様とされているのだと思われます。

以前にご紹介させて頂いた里之宮 湯殿神社でも、摂末社に市神神社(いちがみさま)があったように、山形の地では商いの神として市神様が祀られているようです。
(湯殿神社では御祭神は八重事代主神でしたけど)

さて、
大市姫命が本殿に祀られているのか、こちらの石碑に祀られているのかは不明です。

ですが大市姫命=神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)であるとすれば、一つの関係性が分かります。

それは、
主祭神の稲倉魂命=倉稲魂命のお母さんが、大市姫命=神大市比売命ということです。

須佐之男命と神大市比売命の御子神が倉稲魂命とされていますから。

山形の地では商いの神様が祀られていることが多い気がしました。
(たった四つの神社しか参拝できていなんですけどね)

倉稲魂命に大市姫命、そして恵比寿様(八重事代主神)。

山形の地は文翔館を建設できるほど資金のある土地だったのでしょうか。
ゆえに御祭神も、倉稲魂命に大市姫命、そして恵比寿様となっていったのでしょうか。

実際に山形の神社に参拝させて頂いたことで、勝ってな想像ですが山形という土地が少し分かった気がします。

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