青春18きっぷでめぐる建葉槌命② 建葉槌命を祀る常陸国二ノ宮 静神社に参拝

青春18きっぷでめぐる建葉槌命② 建葉槌命を祀る常陸国二ノ宮 静神社に参拝

御祭神
建葉槌命(たけはづちのみこと)

相殿神
手力雄神(たぢからおのかみ)
高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)
思兼神(おもいかねのかみ)

前回の大甕神社に続いて、常陸国二ノ宮の静神社に参拝させて頂きました。
静神社はしず神社とお読みします。

大甕神社のご紹介に興味のある方はこちらをクリックしてください。

こちらの静神社は建葉槌命を祀る神社のようで、大甕神社に祀られている甕星香々背男(みかぼしかがせお)は祀られていないようです。

静神社の境内は広大で、現在でも一つの小さな山がまるまる境内と考えられます。
また境内には手接足尾神社という興味深い摂末社も鎮座されています。

あの武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)でさえ鎮圧できなかった甕星香々背男(みかぼしかがせお)という悪神(とここでは表記します)を鎮圧したという建葉槌命が祀られている静神社。

その功績に違わぬ、広大な境内を持つ立派な神社です。

青春18きっぷでめぐる建葉槌命の旅に興味のある方はこちらをクリックしてください。




青春18きっぷでめぐる建葉槌命 日程

建葉槌命をめぐる一日は
大甕神社→静神社→袋田の滝と温泉
となっています。

また青春18きっぷを活用するため、すべてJRのローカル線で移動しています。

※以下日程は平日のもの!

青春18きっぷでめぐる建葉槌命 大宮駅からのJR乗換案内

JR大宮駅を5:15に出発
ちょっと眠いぞ!

大甕神社
所要時間:2時間(古宮参拝含む)

乗換待ちがあるので水戸駅でちょっと買い物ができるぞ!

静神社
所要時間:1時間30ほど

袋田の滝と袋田の温泉
所要時間:1時間ちょっと

ちなみに、
袋田の滝から袋田駅への終バスは16:00!

建葉槌命を祀る静神社へのアクセス

常陸国二宮 静神社 大鳥居
〒319-2106 茨城県那珂市静
JR静駅から徒歩20分ほど

バスもないことはないようですが、地元の方以外が使うのは現実的ではないかと。

JR水郡線の静駅。

電車は1時間に1本程度なので帰りの電車は要チェックだ!
ちなみに近隣にコンビニとかは見当たらないぞ!

静駅からまっすぐに歩いて、大きな道路に出たところで右に行けば静神社まであとは真っ直ぐ。

奥に見える小さな山が静神社の境内と言ってもよいかと。

奥に小さく白い鳥居があります。
その鳥居こそ、常陸国二ノ宮の静神社の入り口です。

いざ、常陸国二ノ宮の静神社に参拝

こちらが大鳥居です。
たいへん大きく立派な鳥居です。

大鳥居の向かいには広大な駐車場があります。
駐車料金はかからないかと思われます。

大鳥居をくぐると大きな手水舎があります。
なんとも規模の大きな神社です。

大鳥居の脇には由緒書きがあります。

静神社の御由緒

こちらの由緒書きによると、古くは静神社、鹿島神宮、香取神宮を東国三守護とされたとあります。
東国三社といえば鹿島神宮と香取神宮、そして息栖(いきす)神社を指しますが、こちらの静神社もまた東国を代表する神社のようです。

また、
静神社のある地方は昔『静織(しどり)の里』と呼ばれていたとのことで、初めて織物(綾織・しずおり)を織ったと伝えられているそうです。

そして御祭神の建葉槌命もまた、機織りの神様ともされています。

大鳥居から続く長い階段

長い階段の手前に神橋があります。
本来神社の境内には、このような橋があるものだそうです。
なんでもこの橋が、現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)を隔てるのだとか。

神橋を越えると長い階段がそびえています。

管理はされているのですが、管理が追いついていないといった感じでしょうか。

階段の上からの眺め。

静神社に参拝したいけれどこの階段を上るのは厳しい・・・
という方もご安心を。

階段を上りきった左手に駐車場があります。

大鳥居の前の道路をぐるりと回ってくると、こちらの駐車場まで車で来られるようです。

長い階段を上りきった先に・・・

こちらにも手水舎があります。
車で上ってきた方もちゃんと清めることができます。

こちらにも由緒書きがあります。

またこの手水舎のあるあたりには、石碑や像などがいくつかあります。

こちらは倭文(しとり)の詠んだ歌でしょうか。

こちらは織姫の像です。
御祭神の建葉槌命(たけはづちのみこと)も機織りの神様ですので、織姫の像なのでしょう。

・・・織姫。
建葉槌命は男神なのでしょうか?
それとも女神なのでしょうか?

常陸国二ノ宮の静神社の本殿(拝殿)のご紹介

楼門をくぐると美しい境内が広がっています。
ちなみに楼門には『静太神宮』とあります。

こちらが本殿(拝殿)です。

本殿(拝殿)の脇に御神木があります。

失礼ながら本殿も撮らせて頂きました。

千木が内削ぎであることを考えると、祀られている神様は女神と考えられます。
もっとも千木の形で必ずしも神様の性別が判断できるわけではないんですけどね。

静神社の摂末社のご紹介

本殿(拝殿)に向かって左手の摂末社です。

お名前は不明です。

本殿(拝殿)に向かって右手の摂末社です。
手前から

不明な摂末社です。

その奥に御神木があります。

神輿殿です。

いちばん奥にある摂末社です。

そしてこちらの摂末社の右奥から参拝できるのが・・・

手接足尾神社(てつぎあしおじんじゃ)なのです。

静神社から手接足尾神社へ参拝

こちらの鳥居のようなものをくぐって、

森の中を歩くこと1分ほどで、

手接足尾神社が見えてきます。
(写真の奥の方に静神社がある。写真は手前から撮影)

こちらが手接足尾神社の社。
御祭神は不明ですが、どうやら土地の方々に信仰されてきた神様のようです。

参考サイトはこちらをクリックしてください。

手接足尾神社の社の脇には、いくつもの靴がかけられています。

現代でも履物などをお供えして祈願する習慣があるみたいです。

手接足尾神社の向かいにはこじんまりとした社が鎮座されています。
お名前は不明です。

手接足尾神社を後にします。

山道を1分ほど進むと鳥居があります。

こちらの鳥居から生活道路に出ることができます。
それにしても手接足尾神社の社も鳥居も、色合いがすてきです。

静駅へ向かいつつ桂木稲荷神社に参拝

手接足尾神社から静駅までは徒歩20分ほどです。
道中に桂木稲荷神社が鎮座されていました。

鳥居は壊れています。
ですが、まさにその土地に土着の神社といった味わいのある神社です。

常陸国二ノ宮の静神社の参拝を終えて

実際に静神社に参拝すると、その境内の広さに驚かされます。
また手接足尾神社といった珍しい神社にも参拝することができました。
手接足尾神社は現在の長野や岐阜に見られる手長足長の信仰に近いものがあるのでしょうか?

さて、
静神社に参拝させて頂いたことで、やはり御祭神の建葉槌命という神様についていっそう興味が出てきました。

建葉槌命は機織りの神様。
それなのに『武』の神様ともされている。
はたして建葉槌命とはどのような神様なのか。

建葉槌命の考察に興味のある方はこちらをクリックしてください。

現時点での考察ではまだまだ不十分です。
ですが今後、建葉槌命を祀る他の神社を参拝させて頂くことで、新たな気づきを得られるかもしません。

その際はまたご紹介させて頂ければと思います。

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