船橋の神社② 船橋大神宮(意富比神社)に参拝

船橋の神社② 船橋大神宮(意富比神社)に参拝

御祭神
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)

先日船橋に行く機会があったので、この機を逃してなるものかと船橋駅近くの神社に参拝させて頂きました。

現在の船橋の地にある神社は、ほぼ直線上に並んでいます。

これは当時の海岸線の形に沿って神社が建てられたことによるものと考えられます。

ほぼ直線上に並ぶ船橋の神社に興味のある方は前回をご覧ください。

さて、
そのほぼ直線上に並ぶ神社の一つに、今回ご紹介させて頂く船橋大神宮があります。

船橋大神宮と呼ばれ親しまれているようですが、正式な名称は意富比神社(おおひじんじゃ)だそうです。
意富比神社の意富比の意味については後述しますので、興味のある方はご覧ください。

そしてこちらの船橋大神宮(意富比神社)は船橋地方で最大最古の神社でもあるようです。

実際に参拝させて頂くと、船橋地方で最大であることも、最古であることも感じられる荘厳な神社でした。
また、御祭神を含め、歴史的にも非常に興味を惹かれる神社でもあります。

今回は魅力溢れる船橋大神宮(意富比神社)をご紹介させて頂きます。




船橋大神宮(意富比神社)へのアクセス

JR船橋駅から徒歩15分ほど(大鳥居までなら20分ほど)
京成本線大神宮下駅から2分ほど

大鳥居に近いのは京成本線の大神宮下駅だぞ!

いざ、船橋大神宮(意富比神社)に参拝

船橋大神宮(意富比神社)は大きな神社であり、境内にある摂末社の数もたくさんあります。
また摂末社もじっくりと見ると、非常に興味を惹かれるものがあります。

こちらが境内図。

船橋大神宮ホームページより引用)

境内図を大きな画面でご覧になりたい方は、船橋大神宮ホームページがたいへん見やすいです。

船橋大神宮(意富比神社)の大鳥居と参道と土俵

こちらが大鳥居。

大鳥居をくぐると参道が伸びています。

『延喜式内意富比神社』とあります。
歴史と格式のある神社です。

参道の左手には改修記念碑が。

参道の右手には土俵があります。
現在もこちらの土俵で相撲がとられることがあるようです。

参道を進んでいくと本殿(拝殿)があります。

船橋大神宮(意富比神社)の本殿と拝殿と前拝殿

しかし、こちらの船橋大神宮(意富比神社)は拝殿の前に、さらにもう一つ拝殿があります。
(前拝殿というのでしょうか)

よって私は拝殿のさらに手前で参拝させて頂きました。

上の写真の奥に拝殿と本殿があるのです。
今回は失礼ながら横から本殿を少し撮らせて頂きました。
(後述の常盤神社から本殿が見える)

船橋大神宮(意富比神社)の本殿に近い主な境内社

船橋大神宮(意富比神社)には多くの摂末社があります。
摂末社の中でも存在感の大きい摂末社からご紹介させて頂きます。

豊受姫神社(外宮)

御祭神
豊受大神(とようけのおおかみ)

御祭神は豊受大神。
(豊受姫大神の記述もありますが、今回は船橋大神宮ホームページの表記に従います)

こちらの豊受姫神社は八雲神社と横並びになっています。
左手が豊受姫神社、右手が八雲神社です。

御祭神の豊受大神は、伊勢豊受大神宮(外宮)に御祀りされ、天照皇大御神のお食事を司られる神様で、五穀豊穣と衣食住の守り神様です。
船橋大神宮ホームページより引用)

本殿の御祭神である天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)と関わりの深い神様だから、本殿に近いところに社があると考えらえれます。

天照皇大御神が伊勢神宮の内宮(ないくう)
豊受大神が伊勢神宮の外宮(げくう)

にそれぞれ祀られています。
ですのでこちらの豊受姫神社の手前にも『外宮』の石板があるのでしょう。

八雲神社

御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)

こちらの八雲神社は豊受姫神社の右隣にあります。

御祭神の須佐之男命は、本殿の御祭神の天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)の弟神とされている神様。
ですので本殿の近くに立派な社があると考えられます。

天之御柱宮

御祭神
不明

こちらの天之御柱宮は豊受姫神社の左手にあります。

天之御柱宮というお名前から、御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)と思われます。
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)のお父さんとお母さんとされる神様です。

天之御柱宮、豊受姫神社(外宮)、八坂神社の三社とも、本殿の御祭神と関係の深い神社であることが分かります。

大鳥神社

御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)

御祭神は日本武尊で、例年十二月の酉の日、壱之酉、弍之酉が例祭日で、境内は酉の市として賑わい、熊手等を商う露天商が出店して、夜遅くまで近在の人々で活気があり、「船橋のお酉様」として親しまれております。
船橋大神宮ホームページより引用)

大鳥神社といえば浅草の鷲(おおとり)神社が有名。

こちらの大鳥神社ですが、なぜか西に面しています。
船橋大神宮(意富比神社)の本殿右手にある神社は、大鳥神社以外は南に面しているんですけどね。

常盤神社

御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
徳川家康公
徳川秀忠公

当宮を奉斎された日本武尊と江戸開府の頃、当宮を崇敬・庇護された徳川家康公、秀忠公を御祀りしております。
船橋大神宮ホームページより引用)

船橋の地は徳川家と縁が深いようです。
船橋大神宮の近隣の神社からも、徳川家とのつながりを感じることができます。

本殿左手にある摂末社

本殿の左手にも多くの社があります。
複数社が合祀されていることから、形式上は末社と考えてもよさそうです。

しかしこちらの本殿左手にある末社ですが、意外と惹かれるものがあったりします。
今回はさらりと、詳しいご紹介は次回させて頂きたいと思います。

船橋大神宮(意富比神社)の末社と神輿殿

船橋大神宮(意富比神社)の御由緒と摂末社について

船橋大神宮(意富比神社)の御由緒はたいへん興味深いものがあります。
なぜ御祭神が天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)なのか?
なぜ船橋大神宮と呼ばれるようになったのか?
なぜ境内に摂末社が多いのか?

いろいろと考察もあるのですが、長くなってしまったので次回にご紹介させて頂きます。
興味のある方はぜひご覧ください。

▶船橋大神宮(意富比神社)の考察についてはこちらをご覧ください。

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