我孫子市の神社⑥ 茨城県北相馬郡にある布川神社に参拝

我孫子市の神社⑥ 茨城県北相馬郡にある布川神社に参拝

御祭神
久々能智之命(くくのちのみこと)

我孫子市の神社シリーズなのですが、ちょっとわけあって利根川を渡り、対岸にある布川神社に参拝させて頂きました。
布川神社はふかわ神社とお読みするようです。

さて、
突発的な事態により利根川を渡り、突然布川神社に参拝させて頂いたわけですが、これが吉と出たようで、いろいろと興味を惹かれる神社でした。

こちらの布川神社ですが、神社を通して歴史を追いかけている方にはたいへん興味深い神社かと思われます。




茨城県北相馬郡にある布川神社へのアクセス

JR成田線布佐駅から徒歩30分ほど

最寄り駅が布佐駅だぞ!
バスとかもあるのかわからないぞ!

いざ、茨城県北相馬郡にある布川神社に参拝

突如参拝させて頂いた布川神社ですが、まず入口からして気になります。

こちらが布川神社の鳥居です。

夕日に染まる鳥居が美しい。
しかし、神社好きの方は気づかれたことでしょう!

そう、
狛犬が正面を向いているのです!

狛犬は多くの場合、お互いが向き合っています。
しかし稀に、正面を向いた狛犬が存在するのです。
私が参拝させて頂いた神社だと、神田の神田明神と世田谷の奥澤神社の狛犬が正面を向いています。
今回の布川神社で、狛犬が正面を向いた神社は三社目です。
(歌舞伎町の近くにある稲荷鬼王神社の狛犬も正面を向いているといえる)

神田明神のご紹介はこちらをご覧ください。

奥澤神社nおごしょうかいはご紹介はこちらをご覧ください。

稲荷鬼王神社のご紹介ですのご紹介はこちらをご覧ください。

鳥居をくぐると、長い階段がそびえています。
(写真は上から階段を撮影)

階段の途中に摂末社があるのですが、写真を撮れず。

階段を登りきると、境内が広がっています。

こちらが本殿(拝殿)です。

本殿(拝殿)に由緒書きが架けられています。

本殿(拝殿)の左手には恵比寿さま(おそらく)がいらっしゃいます。

また、本殿(拝殿)脇には利根町指定有形文化財の、

『天の岩戸図』

『神功皇后と武内宿禰図(1)』(たけのうちのすくねず)

の紹介があります。
おそらく本殿か拝殿に奉納されているのでしょう。

さて、
こちらの資料ですが、たいへん興味深いものがあります。

奇遇にもこの後に竹内神社(武内宿禰が御祭神)を参拝させて頂くということもあり、神功皇后と武内宿禰図(1)もたいへん興味深いのですが、天の岩戸図がたいへん興味深いのです。

こちらの天の岩戸図ですが、天照大神が髭の生えた男神として描かれているのです。

前回の伊勢山天照神社のご紹介の際にも述べましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)は一般的には女神ですが、男神だったのではないかという説もあります。
たまたま伊勢山天照神社に参拝させて頂いた後に、たまたま布川神社に参拝させて頂き、天照大神が髭の生えた男神として描かれている資料に出会った。
どこか運命的なものを感じてしまいます。
(気のせいかもしれませんけど)

さて、
天照大神はどのような神様だったのでしょうか?
残念ながら今回は天照大神についてこれ以上は触れません。

布川神社の御祭神のご紹介

御祭神
久々能智之命(くくのちのみこと)

久々能智之命は木の神様だそうです。
久々能智之命の『久々』は『木々』のことなのだとか。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の御子神だそうです。
兵庫県にある公智神社が久々能智之命を祀る神社として有名なのだそうです。

さて、
当サイトで久々能智之命をご紹介させて頂くのは初めてです。

当サイトでご紹介させて頂いた木の神様といえば、五十猛命(いたけるのみこと)です。

五十猛命は来宮神社の御祭神です。

境内に全国2位の巨大な楠があり、恋人の聖地?でもある来宮神社に興味のある方はこちらをご覧ください。

久々能智之命と五十猛命。
どちらも木の神様です。
それでは久々能智之命と五十猛命の違いはどのような点なのか?

勝手な想像ですが、

久々能智之命は天照大神側の木の神様(南側のルートから来た神様)
五十猛命は須佐之男命側の木の神様(朝鮮半島を経由してきた神様)

といったところでしょうか。

これはただの想像であり、根拠もなにもありません。
今後西日本の神社を参拝していくと、おそらく久々能智之命のお名前をお見掛けすることが多くなるのかなと思います。

その際はまた、ご紹介させて頂きたいと思います。

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