フェデラーがベスト4進出! 杉田はフェデラーとの対戦叶わず!
フェデラーがまさかの苦戦の連続。
錦織の天敵とされ、先日の全仏オープンでは錦織を5セットマッチに追い込んだ選手、ブノワ・ペールに、フェデラーが2度のマッチポイントを握られる大苦戦!
ペールは波に乗ると厄介ですからな。
しかしそれでも勝ち切るフェデラーの強さ。
これこそがロジャー・フェデラーの強さです!
対戦相手からすれば厄介この上ないでしょうけど。
そして日本のコアなテニスファンには有名なマシュー・エブデンにも、フェデラーが苦戦!
個人的にはエブデンがツアーレベルの大会で勝っているのは嬉しいのですが、やはりフェデラーに勝ってほしかった。
しかしエブデンがフェデラーに思いのほか苦戦を強いる展開に!
1stセットはタイブレーク、2ndセットもエブデンから5-2と有利な展開に。
しかしそこから巻き返すのがフェデラーの強さ!
やはり対戦相手からすれば厄介この上ないですな。
さて、
実のところ、フェデラーは疲労が溜まっているかと思われます。
先週のメルセデス・カップで優勝し、中一日を挟んでの連戦。
今年の8月で37歳になるフェデラーに、この連戦はきついはずです。
(グランドスラムのように間に休息日がないですから)
しかしそれでもカッコ悪いところを見せないのがフェデラー!
辛くても、身体の調子が悪くても(調子がよかったらこんなにサービスをブレークされない!)、コートの上に立ったらプロとして勝ちを求め続けるフェデラー!
そんなフェデラーだからこそ憧れる!
しかしフェデラーが今大会を優勝するには、あと2回勝たなくてはならない。
次戦は杉田を破ったクドラ。
フェデラーなら負けないかと思いますが、油断はできません。
そしてクドラに勝ったとしても、決勝の相手はバウティスタ アグートかチョリッチ。
どちらも厄介な相手になりそうです。
バウティスタ アグートはスペイン選手には珍しくフラット系の鋭いボールが持ち味で、クレーコートよりもハードコートのような球足の速いサーフェスで成績を残しています。
ゆえに芝でも危険な相手といえる!
チョリッチはかつてマレーを倒し、その年の楽天ジャパンオープンの初戦では錦織とフルセットを演じた若手。
錦織対チョリッチの試合を有明コロシアムで観戦したのですが、錦織が負けると思いました。
あの正確無比なストロークは厄介です。
しかもチョリッチは今年のインディアン・ウェルズの準決勝でフェデラーを苦しめています。
フェデラーがクドラに勝って決勝に進めたとしても、決勝戦の相手はチョリッチかバウティスタ アグート。
強敵が待ち構えています。
ティームを破った杉田はクドラに敗退
勝てると予想していたのですが、負けちゃいました。
といっても、クドラもツアーに参戦するレベル(予選からだけど)の選手。
ツアーレベルの選手であれば、どの選手も大差ないものです。
残念ながらクドラに負けてしまいましたが、ティームに勝った経験は大きい!
次のアンタルヤの大会に向けて弾みとなったはず!
一方ロンドンでは・・・
ジョコビッチがベスト4! 史上10人目の800勝達成!
低迷が続くジョコビッチがロンドンの大会でベスト4進出!
ウィンブルドンを前に復活の兆しか!?
去年のATPツアーファイナルの覇者であるディミトロフや、去年のアンタルヤ大会で杉田と決勝を戦ったマナリノといった強敵を破ってベスト4に進出!
ジョコビッチの低迷は一時のものと思っていました。
それがまさかこれほど長く続くとは・・・。
一時はあのナダルやフェデラーでさえ歯が立たず、一強時代を築いた鉄の王者、ノヴァク・ジョコビッチ。
そのジョコビッチの牙城を2016年にようやく撃ち崩したのがアンディ・マレー。
2017年はナンバーワンになったマレーとジョコビッチの二強時代に突入する。
多くのテニスファンがそう思ったに違いありません。
しかし・・・
2017年の全豪オープン、ジョコビッチがまさかの2回戦でイストミンに敗退。
マレーもミーシャ・ズベレフにまさかの敗退。
それから二人の低迷が始まりました。
ロンドンで開催中の今大会、マレーは初戦でキリオスに敗れるも、復活が期待できる内容だったと思います。
そしてジョコビッチもまた、強敵を退けベスト4に進出!
フェデラーとナダルがいまだ頂点に立つ男子ツアーに、再びジョコビッチとマレーが王座を奪還する日がやってくるかもしれません。