今回の目次
善光寺七福神の一つ 大國主神社は社殿が北向き!?
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
前回の柳原神社に続いて、長野県庁の近くにある大國主(おおくにぬし)神社に参拝させて頂きました。
こちらは善光寺七福神の一つとあるように、本来は大黒様を祀っていたのかもしれません。
神仏習合ですと、 大黒天 = 大国主命 ですから。
そしてこちらの大國主神社ですが、社殿が北を向いています。
善光寺七福神の一つ、大國主神社へのアクセス
JR長野駅から徒歩15分ほど
長野県庁方面のバスも利用できる。
せっかくの長野なので、のんびり歩いていくのがおすすめ。
いざ、善光寺七福神の一つ、大國主神社に参拝
こちらの大國主神社はこじんまりとした神社です。
境内は写真に写っている部分だけのようです。
由緒書きです。
どうも御由緒ははっきりとしていないようです。
長野県庁の辺りが大黒という地名だったので、大黒神社となったのかもしれないのだとか。
そこから大黒天を祀るようになり、神仏分離の際に大国主命を祀るようになったのかもしれません。
もしくは、大国主命が長野で広く崇められている建御名方命(たけみなかたのみこと)の父神とされているので、大国主命がこの地に祀られているのかもしれません。
(それにしては建御名方神の父神である大国主命を祀るには、境内が狭すぎる気がします・・・)
ちなみに大黒様のご紹介。
日本の大黒様は穏やかなイメージがありますけど、インドでは戦の神様だったようです。
大國主神社の社殿が北向きの理由は?
こちらの大國主神社の現在の社殿は、北を向いています。
一般的には神社の社殿は南を向いていることが多いのです。
もしくは東向きや西向きなど、いずれも太陽の光が射す方角を向いています。
しかし、
稀に明示的に社殿が北を向いていることがあります。
代表的な神社だと、鹿島神宮や東京の府中にある大國魂神社が挙げられます。
また週末ただたかでご紹介させて頂いた、上野にある下谷神社も社殿が北向きです。
鹿島神宮も大國魂神社も社殿を北向きにすることで、朝敵である蝦夷を睨んでいるといった意味があるとされています。
それではこちらの長野にある大國主神社の社殿が北向きなのも、朝敵を睨んでいるのでしょうか?
・・・。
その可能性もないとは言えません。
なにせ御祭神は大国主命。
日本の国土経営を行った神様です。
ただ、こちらの大國主神社の北にあるのは、野尻湖とかなんですよね。
さて、
由緒書きによると、現在の大國主神社は、昭和通りという道路が開通した際に、道路の南側に移されたとあります。
つまり、移される前までは社殿が北を向いていなかった可能性もあります。
たしかにこちらの大國主神社の社殿は北を向いています。
ですが、社殿が北向きであることに深い意味はなかったりするのかもしれません。
大國主神社の本殿(拝殿)のご紹介
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
大国主命
大国主命は出雲の神様。
現代だと出雲大社に祀られていることで有名。
長野で広く崇められている建御名方命のお父さんともされている神様。
出雲だけではく、芦原中つ国を広く平定した神様として、日本全国に祀られている神様でもある。
しかし今回長野駅周辺の神社を参拝させて頂いたところ、あまり大国主命のお名前をお見かけしなかった。
やはり長野の地では、大国主命がそれほど信仰されてこなかったのかもしれない。
建御名方神のお父さんとされている大国主命が、長野の地ではあまり信仰されていないというのも不思議な気がします。
もっとも私が参拝させて頂いた神社は、長野にある神社のほんの少しだけなんですけどね。
東京から善光寺七福神が一つ、大國主神社に行くには
北陸新幹線だと近い気がする
北陸新幹線かがやき 1時間30分ほど 運賃片道8,200円ぐらい
北陸新幹線はくたか 1時間40分ほど 運賃片道7,680円ぐらい
高速バスだと安い!
時間帯や曜日にもよりますが、かなり安い!
高速バス
昼行便 1,200円~(池袋8:00発~長野駅12:04着)
北陸新幹線だとすぐだけど、ちょっとお高い。でも時間の節約になる。
高速バスだと時間はちょっとかかるけど、安い!
時間に余裕のある方は高速バスがおすすめです。
善光寺七社参拝の宿泊先
長野第一ホテルに宿泊しました。
展望風呂や無料朝食のそばが嬉しいホテル。