長野駅の神社⑨ 健御名方富命彦神別神社に参拝

もっとも長野らしい神社 善光寺の近くにある健御名方富命彦神別神社(たけみなかたのとみのみことひこかみわけじんじゃ)に参拝

御祭神(推測)
建御名方神(たけみなかたのかみ)
彦神別神(ひこかみわけのかみ)

ついにこちらの健御名方富命彦神別神社のご紹介をさせて頂きます。

健御名方富命彦神別(たけみなかたとみのみことひこかみわけ)神社とお読みするようです。
たいへん長いお名前の神社ですよね。
私も初めてお名前を目にしたときは、なんとお読みするのかわかりませんでした。
お名前の観点からも、少し珍しい神社ではないかと思われます。

そもそも、こちらの健御名方富命彦神別神社は、御祭神がはっきりとわかっていません。
google検索をすると、多くのサイトが健御名方富命彦神別神社の御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)とあります。

また、google検索を粘り強く続けると、御祭神は建御名方神の御子神(長子)の彦神別神(ひこかみわけのかみ)とするサイトもありました。

週末ただたかでは、先にご紹介させて頂いた武井神社の御祭神が建御名方神であり、相殿神が彦神別神であることから、

健御名方富命彦神別神社の御祭神は建御名方神と彦神別神の二柱の神であると推察します。

そもそも神社のお名前が健御名方富命彦神別神社であり、建御名方神と彦神別神のお名前が入っているので、素直に考えれば二柱の神様を祀っていると考えられます。

また、神社のお名前に御名方命(たけみなかたとみのみこと)とありますが、建御名方神のことと考えて問題ないと思われます。
建御名方神は建御名方富命(たけみなかたのとみのみこと)と記載されることもあるらしいので。
(おそらく同一の神様だと思われる)
文字が『健』になっている理由は不明ですが、それでも同じ神様と考えて問題ないと思われます。

冒頭から長くなってしまいましたが、いよいよ健御名方富命彦神別神社のご紹介です。

善光寺の近くにある神社のご紹介はこちらをクリック




善光寺の近くにある健御名方富命彦神別神社へのアクセス

〒380-0801 長野県長野市箱清水1丁目3
長野電鉄長野線 善光寺下駅から徒歩10分ちょっと
武井神社からも徒歩10~15分ほど

地図だとわかりにくいですが、山の上に鎮座されています。
善光寺下駅から登りなので、ちょっとたいへん。

いざ、善光寺の近くにある健御名方富命彦神別神社に参拝

こちらの健御名方富命彦神別神社ですが、私が参拝させて頂いた際は荒れた御様子でした。
こちらの健御名方富命彦神別神社に夏場に参拝する予定の方は、肌の露出を抑えた服装で参拝することをおすすめします!

こちらが大鳥居。
階段の上に聳え立っています。

大鳥居の左手に神社のお名前の石碑があります。

参道です。
手入れをされる方がいらっしゃらないのか、草木が茂っています。
(他の方のサイトを見ると、かつてはきちんと手入れされていたようなので、最近になって管理される方がいなくなったのかもしれません)

参道の左手の様子。

本殿(拝殿)に参拝するには、さらに階段を上ります。

階段の上からだとこのような様子。

階段を上ると、正面に本殿(拝殿)があります。

あまりに幅広い拝殿です。
それだけ格式の高い神様を祀っているということでしょうか。
カメラに収まり切りません。

こちらは右から縦に読みます。
健御名方富命彦神別神社とあります。

光仁天皇 勅語 とあります。
なぜ健御名方富命彦神別神社にこのようなものがあるのかは不明です。

また、こちらの健御名方富命彦神別神社の拝殿ですが、右側部分に地主(じしゅ)神社の扁額がありました。

地主神社といえば京都の清水寺にある地主神社が有名ですが、なぜこちらの健御名方富命彦神別神社の拝殿に地主神社の扁額があるのかは不明です。

また、こちらの健御名方富命彦神別神社もやはり長野の神社だと思わされます。

こちらは御柱を立てた跡なのでしょうか。
妻科神社の近くにある加茂神社にも、同じようなものがありました。

こちらが拝殿を脇から撮らせて頂いた様子。

やはり草木が茂っています。
写真だとわかりづらいですが、かなりの背の高さの草が伸びていました。

手入れがされなくなると、神社といえこのような姿になるものなのですね・・・。

しかし、草木が茂る神社の姿に、原初の神社の姿が見えた気もします。

続いて摂末社のご紹介です。

本殿(拝殿)左手、手前に鎮座されているのが千幡社です。

こちらの千幡社もまた、草木に覆われています。

そして本殿(拝殿)左手、奥に鎮座されているのが木匠祖神社です。
こちらもまた草木に覆われています。

お名前を確認するために、扁額を撮らせて頂きました。

健御名方富命彦神別神社のお名前も珍しいですが、千幡社や木匠祖神社も見たことも聞いたことのもありませんでした。

健御名方富命彦神別神社。
何か他の神社とは違った感じのする神社です。

境内に由緒書きが見当たらなかったので、どのような神社であるかは上記の情報から推測するしかなさそうです。

健御名方富命彦神別神社の本殿(拝殿)のご紹介

御祭神(推測)
建御名方神(たけみなかたのかみ)
彦神別神(ひこかみわけのかみ)

御祭神は推測です。
おそらく間違っていないかと思われます。

建御名方神(たけみなかたのかみ)

出雲大社に祀られている大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子神とされている神様。
長野の土着の神様の可能性も考えられる。

彦神別神(ひこかみわけのかみ)

建御名方神の御子神(長子)とされる神様。
現時点ではあまり詳しいことがわからない神様ですが、今後長野の神社を参拝していくとお目にかかることがあると思われます。

健御名方富命彦神別神社の摂末社のご紹介

千幡社

御祭神
不明

現時点ではまったく御祭神の見当がつきません。
千幡社でgoogle検索すると、源実朝(みなもとのさねとも)が引っかかります。
実朝の幼名が『千幡』だからでしょうか。

しかしだからといって、長野の健御名方富命彦神別神社に源実朝を祀る理由がまるで思いつきません・・・。

木匠祖神社

御祭神
不明瞭

もくしょうそ神社とお読みするようです。
お名前から『木』に関する神様であり、『匠』という字から、『木を用いてものを作る匠の神様』を祀っていることが推測されます。

御祭神は手置帆負命(たおきほおいのみこと)と比古狭知命(ひこさしりのみこと)なのでしょうか。
現時点では不明瞭です。

健御名方富命彦神別神社の超個人的な考察

こちらの健御名方富命彦神別神社は、鎮座されている場所(小高い山の頂上)や、拝殿の大きさから考えると、格式の高い神社だと思われます。

そもそも神社のお名前に健御名方富命(=建御名方神)と冠しているので、それだけでも建御名方神を篤く信仰する長野という地において大切な神社なのだと推測できます。

そのようなすばらしい神社の境内が荒れてしまっているのは残念でなりません。
(荒れた様子が美しくもあるのですが)

また、
健御名方富命彦神別神社は善光寺七社にも善光寺三鎮守にも入っていません

これほど格式の高いだろう健御名方富命彦神別神社がなぜ善光寺七社でも善光寺三鎮守でもないのか?

それはおそらく、超個人的な推測ですが、健御名方富命彦神別神社が善光寺が建立される前から鎮座されていたからではないでしょうか。

先にあった神社が、後から建立されたお寺のお名前を冠することはないでしょうから。

また、先日の武井神社でご紹介させて頂いたように、健御名方富命彦神別神社=水内大社(みのちたいしゃ)であり、諏訪大社の御柱祭を催行している神社でもあります。
(四社で持ち回り催行。詳しくは武井神社のご紹介をご覧ください)

しかし現在の健御名方富命彦神別神社の境内は荒れてしまっています。
管理されている方が不在になってしまっているのかもしれません。
このような状況で御柱祭が行えるのか、不安でなりません。
どうか今後も、健御名方富命彦神別神社で御柱祭が行われることがあればと思います。

健御名方富命彦神別神社は不思議な魅力のある神社です。
もっと詳しく知りたいのですが、境内に由緒書きが見当たらず、またインターネットの情報も不足しています。
今後長野の神社を参拝しつつ、郷土史をあたることができればと思っています。

また健御名方富命彦神別神社について理解が深まった際は、そのときにご紹介させて頂こうと思います。

さて、
次回は横山社子神社をご紹介させて頂く予定です。

こちらの横山社子神社もまた、建御名方神の御子神を祀る神社なのです。

善光寺の近くにある神社のご紹介はこちらをクリック

東京から善光寺近くの飯縄神社に行くには

北陸新幹線だと近い気がする(東京駅~長野駅)

北陸新幹線かがやき 1時間30分ほど 運賃片道8,200円ぐらい

北陸新幹線はくたか 1時間40分ほど 運賃片道7,680円ぐらい

高速バスだと安い!

時間帯や曜日にもよりますが、かなり安い!
高速バス

昼行便 1,200円~(池袋8:00発~長野駅12:04着)

北陸新幹線だとすぐだけど、ちょっとお高い。でも時間の節約になる。
高速バスだと時間はちょっとかかるけど、安い!
時間に余裕のある方は高速バスがおすすめです。

善光寺七社参拝の宿泊先

長野第一ホテルに宿泊しました。

展望風呂や無料朝食のそばが嬉しいホテル。

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