今回の目次
西堀氷川神社の末社のご紹介
本殿の御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)
西堀氷川神社の本殿と摂社のご紹介は前回をご覧ください。
今回は西堀氷川神社の摂社のご紹介です。
こちらの西堀氷川神社は末社が一か所にまとめられていて、社はたいへん綺麗です。
また祀られている御祭神も興味深いものがあります。
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西堀氷川神社の末社の場所
西堀氷川神社の末社は六社(と七福神)あります。
末社の位置ですが、
拝殿の左奥に見える赤い鳥居の向こう側にあります。
舞殿の右奥に見える鳥居も同じ鳥居です。
西堀氷川神社は摂社は参道の両脇に、そして末社は奥にと、分かりやすく配置してくれています。
西堀氷川神社の末社
赤い鳥居の奥に、縁を描くように社が配置されています。
右手にありますのが御嶽神社です。
赤い鳥居にいちばん近い社から、反時計回りにご紹介です。
御嶽神社
御祭神
国常立尊(くにとこたちのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
御嶽(みたけ)神社は寺の要素が強いようです。
もともとは蔵王権現を祀る寺だったようです。
総本山は金峯山寺だとか。
神道の神様をご紹介すると、
国常立尊は古事記だと神代七代の第一の神様。
私も理解が浅いのですが、こちらの神代七代の神々は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)を除いて、神話(古事記や日本書紀等)にあまり関わってこない印象があります。
大己貴命は前回もご紹介した、須佐之男命の御子神(または6代か7代後の孫)です。
またの名を大国主命だったり八千矛神だったりします。
少彦名命(すくなひこなのみこと)は大己貴命(=大国主命)を援け、出雲や葦原中つ国の平定を行った神様。
そしてこちらの少彦名命は、立ち位置が不思議な神様でもあります。
なんとこちらの少彦名命は、造化三神の一柱、神産巣日神(かみむすひのかみ)の御子神なのです。
私の知る限り、造化三神の御子神として日本神話に登場するのは少彦名命だけです。
そのような少彦名命のご紹介はまたの機会に。
榛名社
御祭神
不明
由緒書きによると、おそらくこちらは榛名社です。
群馬の榛名神社が有名なようです。
御祭神に関しては現段階では不明とさせて頂きます。
祖霊神社(御祖霊神社)
御祭神
不明
祖霊神社については明るくないのですが、お名前からして土地にゆかりのある方々の霊を祀っているのでしょうか。
現段階では御祭神は不明とさせて頂きます。
天神社
御祭神
菅原道真公
現代だと学問の神様として有名。
宮比神社
御祭神
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
御祭神は天鈿女命と思われる。
詳しく知りたい方は足立神社のご紹介をご覧ください。
猿田彦神社
御祭神
猿田彦命(さるたひこのみこと)
瓊瓊杵尊の天孫降臨の際、道案内を務められた神様。
詳しく知りたい方は足立神社のご紹介をご覧ください。
七福神
政令指定都市記念とある。
なぜこちらに七福神と宝船があるのかは不明である。
西堀氷川神社の摂末社について
個人的に気になったのは、宮比神社と猿田彦神社である。
足立神社のご紹介でも触れましたが、猿田彦命という神様も謎が多い。
奥さんである天鈿女命との関係も気になるところである。
そしてこうやって神社を参拝してみると、意外に猿田彦命は埼玉に祀られていることが分かる。
もっとも道祖神とされる神様なので、全国に祀られていても不思議ではないのですが。
西堀氷川神社のご紹介 おまけ編
手水舎の脇にこのようなものがあります。
御百度●
心願成就
とある。
神仏習合の名残だろうか?
また
かつてこの辺りに真鳥城という城があったようです。
城は詳しくないのでなんとも言えないのですが、城好きにはたまらないのかもしれません。
ちなみに境内に真取さんというお名前を見かけましたが、もしかしたら真鳥城主の血を引く方だったりするのかもしれません。
最後に大鳥居の右手に
美しく咲いています。
神社を参拝する楽しみの一つだったりします。
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