我孫子市の神社② 刀が奉納されている石尊宮に参拝
御祭神
不明
我孫子市総鎮守の柴崎神社に参拝させて頂いた後、近くにある石尊宮なる神社を見つけましたので参拝させて頂きました。
石尊宮はせきそんぐうとお読みするのでしょうか。
初めて目にするお名前ですのでインターネットで検索してみたところ、石尊信仰という信仰が表示されました。
こちらの石尊宮は関係が石尊信仰と関係があるのでしょうか?
もしくは大山阿夫利神社と関係があるのでしょうか?
(石尊詣で、大山詣で、というものがあるようです)
また、御祭神は山梨の石尊神社と同じだとすれば、大山祇命(おおやまつみのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)と考えられます。
もしくは石尊大明神でしょうか。
残念ながら現時点では石尊宮の御由緒や御祭神は不明ですが、他にもこちらの石尊宮にはよくわからないことがあります。
それは、
社に刀が奉納されている、ということです。
我孫子市の石尊宮へのアクセス
JR天王台駅から徒歩15分ほど
柴崎神社からすぐだぞ!
いざ、我孫子市の石尊宮に参拝
石尊信仰は山岳信仰の要素があるようです。
そのためか、我孫子市の石尊宮も『山』の山頂にあります。
山というよりは小高い丘、といった感じでしょうか。
こちらが鳥居です。
鳥居の奥には急な階段がそびえています。
ちょっとした山登りです。
階段の先にあるのがこちらの本殿です。
こじんまりとした社です。
どちらかというと寺の要素を感じる社です。
さて、
こちらの鳥居の右下に気になるものがあります。
なんと色とりどりの刀が奉納されています。
しかも社の脇にも、
刀が奉納されています。
これはどういう意味があるのでしょうか・・・。
一つ分かることは、
現代でも近隣の方々が刀を奉納しているだろうことです。
おそらくこちらの石尊宮に刀を奉納する行為が続けられてきたのでしょう。
刀を奉納していることから、男性、それも少年の刀を奉納しているだろうことが推測されます。
そこから考えられるのは、男子が丈夫に逞しく育つように祈願する、といったことでしょうか。
男子の武運長久を我孫子の地の人々が祈願してもおかしくはありません。
なぜなら我孫子の辺りにはかつて、偉大な武将がいたからです。
その武将こそ、平将門です。
もしかしたらこちらの石尊宮に刀を奉納する風習は、平将門に由来するものなのかもしれません。
もっとも、ただの私の想像ですけど。
刀を奉納する我孫子市の石尊宮。
現代でも土地の風習が残るステキな神社です。