山形駅の神社② 里之宮 湯殿山神社に参拝

山形駅の神社② 山形の文翔館の奥に佇む 里之宮 湯殿山神社に参拝

御祭神
大山祇神(おおやますみのかみ)
大名持神(おおなもちのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)

相殿神
秋葉山大神(あきばやまのおおかみ)
黄金山大神(こがねやまのおおかみ)

こちらの里之宮 湯殿山神社は山形市の行政が集中する場所に鎮座されています。

上に表記させて頂いた御祭神は境内にあった由緒書きのままです。

大山祇神(おおやますみのかみ)はおおやまつみのかみ。
大名持神(おおなもちのかみ)は大己貴命(おおなむちのみこと)のことです。

里之宮 湯殿山神社の公式ホームページの御祭神のご紹介では『おおやまづみのかみ』と『大己貴命』で表記されています。
なぜ由緒書きと表記が違うのかは謎ですが、せっかくですので御祭神の表記は由緒書きのままとさせて頂きました。

ちなみに、
こちらの里之宮 湯殿神社のホームページには巫女ログというブログがあります。
簡素なブログですが、ちょっと興味を惹かれます。

里之宮 湯殿神社の巫女ログのページはこちらをクリックしてください。
(別ウィンドウで開きます)

また、こちらの湯殿山神社の総本社は出羽三山の一社である湯殿山神社のようです。

出羽三山神社の湯殿神社のホームページはこちらをクリックしてください。
(別ウィンドウで開きます)

▶▶山形駅の近くの他の神社に興味のある方はこちらをクリックしてください。




山形にある里之宮 湯殿神社へのアクセス

〒990-0047 山形県山形市旅篭町3丁目4−6
JR山形駅から徒歩25分ほど
バスを使うと15分ぐらい

バスの通る大きな通りはおしゃれな目抜き通りになっている。
「まるで山形の銀座や~」
というのは私の稚拙な感想です。

いざ、山形にある里之宮 湯殿神社に参拝

里之宮 湯殿神社のご紹介は、せっかくですのでこちらのご紹介から。

文翔館という建物です。
大正5年6月15日に建てられた建物のようです。
立派な洋館です。
文明開化の香りが漂います。
山形という土地は潤沢な資金を持っていたんですかね?

今回ご紹介させて頂く里之宮 湯殿神社はこちらの文翔館のある緑地の西の端に鎮座されています。

文翔館から里之宮 湯殿神社に向かいます。

美しい庭園と建物があります。

そして西の端、奥のほうまで進むと、

里之宮 湯殿神社の鳥居が見えてきました。
鳥居をくぐると、

右手に『願い牛』がいらっしゃます。
なぜ牛がいらっしゃるのでしょうか?
牛といえば菅原道真公ですが、こちらの里之宮 湯殿神社には菅原道真公は祀られていないはずなんですよね。

さて、
鳥居をくぐった正面には楼門(?)があります。

たいへん立派で、美しい楼門です。

楼門の左手には由緒書きがあります。

木の感じがすてきです。

楼門をくぐると境内が広がっています。

ちょうど夏越の祓の時期だったので、茅の輪くぐりがありましたので、作法に則りくぐらせて頂きました。

また、こちらの里之宮 湯殿神社の境内はかなりこじんまりとしています。
上の写真に境内のほとんどが写っているほどです。
ですが境内はたいへんきれいに保たれていて、しっかりと管理されているのが一目でわかります。

上の写真の右手には

水を模した空間があります。
手前に恵比寿様が、奥に龍、そのさらに奥にはカエルがいらっしゃいます。

こちらの左手にはおもかる石があります。

せっかくなのでお願いをして、石を持たせて頂きました。

・・・重い。
毎回のことなのですが、おもかる石を持ち上げると「重たい」と感じてしまいます。
私の欲望がだだ漏れのせいですかね?

さて、こちらが本殿(拝殿)です。

本殿(拝殿)の左手には社務所があります。
また、右手には市神神社(いちかみさま)の社があります。

社には最上流 会田算左エ門の算額が奉納されているようです。

里之宮 湯殿神社の本殿(拝殿)のご紹介

御祭神
大山祇神(おおやますみのかみ)
大名持神(おおなもちのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)

相殿神
秋葉山大神(あきばやまのおおかみ)
黄金山大神(こがねやまのおおかみ)

大山祇神(おおやまつみのかみ)

大山祇神は山の神様ですから、山形の神社に祀られているのが相応しいといえます。

大名持神(おおなもちのかみ)

大名持神(おおなもちのかみ)ですが、こちらは大己貴命(おおなむちのみこと)と同じ神様です。
大己貴神=大国主命(おおくにぬしのみこと)とされている神様でもあります。
そもそも大国主命はたくさんのお名前を持つ神様として有名なのですが、大名持神(おおなもちのかみ)というお名前は初めて目にしました。

大きな名を持つ神様。
まさしく大国主命を指すお名前ともいえます。

また大国主命は須佐之男命の御子神(6代か7代後の孫)ともされる神様です。
出雲大社の御祭神であることからも、出雲系の神様です。

ちなみに、神仏習合の際は大国がダイコクと読めることから、大黒様と同じ神様とされています。

少彦名神(すくなひこなのかみ)

少彦名神(すくなひこなのかみ)は大国主命の国土経営を援けた神様です。

また神仏習合において恵比寿様と同じ神様とされています。

里之宮 湯殿神社の摂末社のご紹介

市神神社(いちがみさま)

御祭神
八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)

俗称 ゑびす様

八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)は本殿に祀られている大名持神(おおなもちのかみ=大国主命)の御子神とされている神様。

国譲りの際、建御雷神(たけみかづちのかみ)に国譲りを承服して、お隠れになった神様です。

また、本殿に祀られている少彦名神と同じ神様であるとされていたりもします。

八重事代主命 = 少彦名神 = 恵比寿様

という図式が成り立ちますので、俗称がゑびす様となってるのだと思われます。
ですので、

こちらの水を模した場所に恵比寿様がいらっしゃるのでしょう。
(恵比寿様は漂着信仰の神様でもある)

漂着信仰について興味のある方はこちらをクリックしてください。

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