新宿の神社② 芸能にゆかりのある花園神社と芸能浅間神社、歌舞伎町弁財天に参拝

芸能にゆかりのある花園神社と芸能浅間神社、歌舞伎町弁財天に参拝

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
受持神(うけもちのかみ)

新宿にある有名な神社といえば、やはり花園神社です。
前回ご紹介させて頂いた新宿十二社 熊野神社はJR新宿駅の西側にあるのですが、今回ご紹介させて頂く花園神社はJR新宿駅の東側にあります。
ちょうど歌舞伎町や新宿ゴールデン街を抜けたところにあるのです。

そのような新宿の繁華街にありながら、広大な境内を持つ花園神社。
そして新宿の繁華街にある神社に相応しく、芸事に寛容な神社でもあるようです。

新宿の神社に興味のある方はこちらをクリックしてください。




新宿にある花園神社へのアクセス

〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目17−3
各線新宿駅から徒歩10分ほど

歌舞伎町を通り抜けるとちょっと興奮するぞ!

いざ、新宿にある花園神社に参拝

花園神社の大鳥居は明治通りに面したところにあります。

石柱には『花園稲荷神社』とあります。

朱色の鳥居からも想像できるように、こちらの花園神社はもともと稲荷神社という名称だったとか。
なんでも明治の頃に届け出る際に稲荷神社で出してしまったとか。

花園神社の縁起に興味のある方はこちらをクリックしてください。

こちらが境内の様子です。

新宿だというのに鬱蒼と木々が茂っています。
右手に見えるのは

劇団の催し物の入り口だと思われます。
テレビで得た知識なのですが、花園神社は劇団に境内を貸し出しているようなのです。
なんでも『わはは本舗』の久本雅美さんや柴田理恵さんも、かつては花園神社で芸をお披露目したとか(うろ覚えですので正確な情報ではありません)。

参道を進むと、

木々が晴れて広々とした境内が広がります。

こちらが本殿(拝殿)です。

大都会新宿とは思えない青空が背景に広がっています。

たいへん荘厳です。
どこか神田明神と造りが似ているように思います。

神田明神のご紹介はこちらをクリックしてください。

本殿(拝殿)の扁額です。

左から
雷電神社・花園神社・大鳥神社とあります。
大鳥神社とあるように、花園神社では酉の市が開かれるようです。
また、手前に映っている鈴も、実はあることで有名な鈴だったりします。(後述)

こちらの本殿(拝殿)の左手奥に進むと、

鳥居があります。
こちらの鳥居を出て、階段を降りると・・・

新宿ゴールデン街があるのです。
そう、花園神社の本殿の裏には、新宿ゴールデン街があるのです!

さて、
境内に戻ります。

花園神社の境内図はこちらをクリックしてください。

本殿(拝殿)の手前に正対する形で

納大明神があります。
こちらは古くなった神札などを納めるところのようです。

そしてこちらの納大明神の裏手の方に、

雷電稲荷神社と書かれた石柱があります。
もしかしたらかつては雷電稲荷神社の社が独立して境内に鎮座されていたのかもしれません。

こちらの写真の右手前の方に、

京都の伏見稲荷神社を想起させる、威徳稲荷神社があります。
お狐様もいらっしゃることから、御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と考えられます。
鳥居の先の社はこのような感じです。

続いて

写真の左手には下の写真のように参道が伸びています。

狛犬がまるで燃えているかのような雄々しさです。
そしてこちらにも鳥居があります。

こちらの鳥居は靖国通りに面しています。
ちなみに、こちらの鳥居の脇に小さな由緒書きがあります。

花園神社の芸能浅間神社

こちらの花園神社の大鳥居の右手の方に、

芸能浅間神社があります。

御祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)とされています。
なぜこちらの浅間神社が芸能の神様として祀らているのかは不明です。

ですが、この新宿の地で、こちらの芸能浅間神社は多くの芸能関係者に信仰されてきたようです。

花園神社とベイマックス

花園神社のこちらの鈴を見て、ある方があるキャラクターを思いついたらしいです。

そう、ベイマックスです!

ですのでベイマックスが好きな方は、ぜひ花園神社に参拝されてみてはいかがでしょうか?

ちなみに私はベイマックスについてほぼ無知です。
・・・マシュマロ的な?

花園神社の本殿(拝殿)のご紹介

御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
受持神(うけもちのかみ)

さて、花園神社の御祭神は上記のとおりです。
また扁額にあるように、雷電神社・花園神社・大鳥神社が一緒に祀られいると考えられます。

花園神社はそのままこちらの花園神社と思われます。
もともと稲荷神社であったことから、御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と考えられます。

大鳥神社は大鷲・鷲(おおとり)神社と同じ神社と考えられます。
東京には有名な鷲神社もいくつからあります。

酉の市発祥の地 浅草鷲神社に興味のある方はこちらをクリックしてください。

こちらも酉の市発祥の地 花畑大鷲神社に興味のある方はこちらをクリックしてください。

他の鷲神社のご紹介に興味のある方はこちらをクリックしてください。

鷲神社(大鳥神社)の御祭神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)か日本武尊ですので、こちらの大鳥神社の御祭神は日本武尊と考えられます。

さて、
そうなると雷電神社の御祭神が受持神(うけもちのかみ)でしょうか。

受持神は保食神とも表記します。
穀物の神様とされています。
また保食神といえば、大宜都比売神(おおげつひめのかみ)を指すことも多いです。

大宜都比売神に興味のある方はこちらをクリックしてください。

それでは雷電神社の御祭神が受持神なのでしょうか?

実は私は雷電神社の御祭神をよく分かっていません。
そもそも雷電神社の御祭神は明確に定まっていないように思われます。

しかし、こちらの雷電神社もまた、稲荷神社と同じく五穀豊穣を祈願する神社なのではないでしょうか?
なにせ雷が鳴ると雨が降ってきますからね。
雷(神鳴り)は恐ろしいものでもありますが、恵の雨をもたらしてもくれます。

きっと人々は神鳴りに、畏怖を感じると同時に、恵の雨を授けてくれることに感謝も捧げたのかもしれません。
そこから雷電神社に穀物の神様である受持神を祀ったと考えられます。

Side Trip 歌舞伎町の神社

日本一の歓楽街、歌舞伎町。

そんな歌舞伎町のなかに、実は神社があったりします。
それがこちらの

歌舞伎町弁財天です。
(弁財天を神社としてもよいかは別として)

弁財天もまた、芸事の神様でもありますからね。
歌舞伎町で祀られるには相応しい神様です。

しかしさすが歌舞伎町。

社の左右に描かれた竜虎がらしさを演出しています。

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