青春18きっぷでめぐる水の都② 木花開耶姫命を祀る三島の浅間神社に参拝

青春18きっぷでめぐる水の都② 木花開耶姫命を祀る三島の浅間神社に参拝

御祭神
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
波布比売命(はぶひめのみこと)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
火明命(ほあかりのみこと)
火蘭降命(ほずせりのみこと)
彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)

三島は水が美しいところです。
なぜ水が美しいのか?
それは富士山の湧水に恵まれた土地だからです。

三島大社の御祭神が山の神様である大山祇命(おおやまつみのみこと)であるように、こちらの浅間神社の御祭神は富士山の御祭神とされている木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。

そして浅間大社の御祭神である木花開耶姫命は、三島大社の御祭神の大山祇命の娘神ともされています。

今回は三島大社の近くにある浅間神社(せんげんじんじゃ)をご紹介させて頂きたいと思います。




三島にある浅間神社へのアクセス

準備中です。

いざ、三島にある浅間神社に参拝

こちらの三島にある浅間神社は、大通りからは目につきにくい路地にひっそりと鎮座されています。

大通りから路地に入るところに由緒書きが立てられています。

路地を少し進むと、鳥居があります。

鳥居の左手には神池と思われる池があります。

こちらが手水者も兼ねているようです。

写真だと分かりづらいですが、神池に降りていける石段があるのです。
ここで身を清めることができるのだと思われます。

鳥居をくぐると、境内が広がっています。

境内にある社は二つで、

右手にあるのが浅間神社です。

左手にあるのが芝岡神社です。
御祭神は高産霊神(たかみむすびのかみ)です。

また、
境内には大陸の神様を模した、もしくは仏教関連の石像があったりします。

どこの地域の像でしょうか?
詳しくないので分かりません。

三島にある浅間神社の御祭神のご紹介

御祭神
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
波布比売命(はぶひめのみこと)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
火明命(ほあかりのみこと)
火蘭降命(ほずせりのみこと)
彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)

木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

浅間神社の主祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)とされています。
冒頭で記したように、三島大社の御祭神である大山祇命の娘神とされています。

さて、
なぜ富士山を崇める(?)浅間神社の御祭神が木花開耶姫命なのか?
その理由ですが、個人的にはあまり好きではなかったりします。

木花開耶姫命といえば、天孫降臨をされた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の奥さんです。后神ですね。

木花開耶姫命のお名前が示すように、木花開耶姫命はたいへん美しいお方だったようで、瓊瓊杵尊は木花開耶姫命を見初め、結婚することとなりました。

ところが、
木花開耶姫命が一夜で子どもを身ごもってしまったので、瓊瓊杵尊は
「こんなに早く妊娠するなんて、お腹の子は国津神の子ではないか?」
と疑ってしまったのです。

それに対して木花開耶姫命は、
「天津神である瓊瓊杵尊の子どもなら、何があっても無事に産めるはず」
と、産屋に火をつけて子どもを産んだのだそうです。

この逸話から、
木花開耶姫命と『火』が関係あるものとされ、富士山の噴火(=火)の関連性から富士山を崇める浅間大社に祀られるようになったのだそうです。
また、木花開耶姫命の出産の逸話と、富士山の生命の象徴といった点も、関連性があったのかもしれません。

そう、
木花開耶姫命が富士山を崇める浅間神社に祀られることになったきっかけは、瓊瓊杵尊が木花開耶姫命を疑ったことに端を発しているのです。
・・・複雑な気持ちになります。

波布比売命(はぶひめのみこと)

三島大社の御祭神の積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の奥様のようです。后神ですね。

こちらの三島の浅間神社の由緒書きによると、木花開耶姫命と波布比売命が主祭神のようです。

伊豆大島に祀られている神様のようです。
先にご紹介させて頂いた三島大社の際に記したように、伊豆七島には積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)に縁のある神様が祭られているようです。

こちらの浅間神社に祀られていることから、三島という土地に波布比売命(はぶひめのみこと)が関りが深いことが窺えます。

三島大社のご紹介はこちらをクリックしてください。

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

浅間神社の主祭神の木花開耶姫命の夫神。
天孫降臨をされた天津神とされています。

火明命(ほあかりのみこと)

瓊瓊杵尊の兄神や御子神とされる神様のようです。
今回はご紹介を控えさせて頂きますが、今後全国の神社を参拝していくと、必ずお目にかかることがあるだろう神様です。

火蘭降命(ほずせりのみこと)

木花開耶姫命と瓊瓊杵尊の三人の御子神の一人(一柱)とのことです。

彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)

山幸彦(やまさちひこ)とも呼ばれる神様。

奥様は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で、御子神が鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)です。

鵜茅葺不合命は初代天皇である神武天皇のお父さんです。

彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)や豊玉姫命、玉依姫命の関係に興味のある方は上総一ノ宮の玉前神社のご紹介をご覧ください。

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