ウィンブルドンでジョコビッチがナダルに勝利! 決勝ではアンダーソンと対戦!
ウィンブルドン準決勝、ジョコビッチ対ナダル。
ビッグ4の対決。
試合前からすばらしい試合が期待されていましたが、期待以上にすごい試合が繰り広げられました!!!
そして2日間にわたる、5時間を越えるフルセットの死闘を制したのはジョコビッチ!!!
ついに、ついに強かったジョコビッチが戻ってきたか!
低迷が続いていたジョコビッチ。
そのジョコビッチが今年のウィンブルドンの決勝に進出すること、誰がを予想できたでしょうか?
少なくとも私は予想できなかった!
しかし!
私の予想を遥かに超えて、ジョコビッチが決勝に進出!
それもナダルを、ランキングナンバー1の強さに戻ってきたナダルをフルセットで倒しての決勝進出!
ジョコビッチとナダルの準決勝。
とんでもないレベルの高い試合でした。
ファイナルセットは互いにブレークポイントを何度も握られるも・・・ブレークをさせない!
何度も何度もブレークポイントはやってきたのに、ジョコビッチもナダルも自分のサービスゲームを死守!
このブレークされない強さこそ、ナンバー1経験者の強さ!
やはりビッグ4同士の試合は見ごたえがある!!!
それにしても、まさかのジョコビッチの決勝進出。
これはジョコビッチの完全復活を示す結果となったのではないでしょうか?
ナダルとの準決勝を見ても、ジョコビッチのプレーにかつての強さが見えた気がします。
やはりジョコビッチにはバイダコーチとエレナ夫人のサポートが必要だったみたいですな。
ジョコビッチのウィンブルドン決勝進出。
そしてかつての強さを取り戻しつつあるジョコビッチ。
このニュースは個人的にはとても嬉しいニュースですが、多くのプロ選手にとってはあまりよくないニュースかもしれません。
フェデラーやナダルが再びツアーの頂点を席巻し、そして強いジョコビッチまで戻ってきてしまった。
今回のジョコビッチに触発されてマレーもまた、高いレベルでツアーに戻ってくることが予想されます。
そうなるとツアーで戦う選手にとっては、再び大きな壁としてビッグ4が立ちはだかることになりそうです。
錦織もこの先たいへんですな。
そして一方、決勝でジョコビッチと戦うのが・・・
アンダーソンがイズナーとの6時間36分の死闘を制して決勝進出!
アンダーソンがフェデラーを倒した翌日、私のテンションはだだ下がりでした。
テンションが30ポンドぐらいになってしまっていたので、自称得意のトークもコーナーを捉えず、フェデラーのスライスのように面白いくらいに滑りました。
しかしアンダーソンとイズナーの決勝もまた、すばらしいものでした。
ファイナルセットはなんと26-24!!!
見ている方も疲れましたが、プレーしていたアンダーソンとイズナーの疲労はその比ではなかったでしょう。
アンダーソンとイズナー。互いにビッグサーバといえ、肉体的にも精神的にも疲労の蓄積した中でサービスをゲームをキープするのは楽ではなかったはずです。
しかしアンダーソンもイズナーも自分のサービスゲームをブレークさせないプレーを展開!
なんという集中力!
しかしその均衡を破ったのがアンダーソン!
あの転倒してからの左のフォアハンド(アンダーソンは右利き)が、なんとしても返球するというアンダーソンの執念が、流れを変えました!
そしてついに、アンダーソンがイズナーのサービスゲームをブレーク!
その後の自分のサービスゲームはしっかりとキープして、アンダーソンがウィンブルドンで決勝進出を決めました!
ケビン・アンダーソン。
ビッグサーブを持つ選手といった印象を持っていました。
しかしサーブの読みもよく、リターンも上手い。
なにより切れない集中力と、最後まで丁寧なプレー。
フェデラーがアンダーソンに敗れたときは、フェデラーの調子が悪かったのかと思ったのですが(それもあったと思いますけど)、アンダーソンはフェデラーに実力で勝ったと言わざるを得ません!
(フェデラーファンなので悔しいけど)
見事決勝に進出したアンダーソンが決勝で戦うのは、かつての強さを取り戻しつつあるジョコビッチ。
アンダーソンもジョコビッチも強敵との長時間の試合を乗り越えての決勝。
互いに肉体的にも精神的にも消耗が激しいことかと思われます。
個人的な予想だと、ジョコビッチが有利と思われます。
しかし今回ばかりは、アンダーソンを応援したくなります。
長年ビッグ4が多くのグランドスラムタイトルを取ってきました。
しかし!
そろそろアンダーソンがグランドスラムのチャンピオンになってもいいのでは!?
アンダーソンとイズナーの関係
アンダーソンとイズナーはともにアメリカの大学テニスを経た後、プロになった選手のようです。
アンダーソンとイズナーはアメリカの大学テニスの頂点を決める戦いで、それぞれの学校のシングルス1で戦ったとか。
そのときの結果はイズナーのストレート勝利だったみたいです。
アメリカのテニス事情や大学事情はほとんど知らないのですが、これは例えるなら日本の早稲田と慶応の頂点争いのようなものと考えていいんですかね?
そうだとすると、日本の学生も大学テニスを経て、プロになって世界で活躍する日がくるかもしれません!
もっとも、早稲田や慶応を卒業後、プロになった選手はフューチャーズレベルから抜け出せていないのが現状です。
しかしアンダーソンとイズナーの経歴を知ると、早稲田や慶応でテニスをした選手が、いつか世界の舞台で戦う日も来るのかも、とか想像してしまったります。